98%のママ
数字は確かなようで不確かで、説得力があるようで曖昧だ。
人に伝える事、理解してもらえることを目的に発信するPRマンにとって実績など数字による表現は重要視する要素だし、助けられてもいます。
しかし、先日5歳の息子の発言で数字も表現の仕方と捉え方一つだなと実感することがありました。
まぁ、「ご飯食べなさい、テレビ消しなさい、歯磨いたの?」と小言が多くなるのは母の常だと思うのですが、そんな私を疎ましく思った息子が言うわけです。
「ママは98%好き、パパは100%好き♡」
何ですって!?こんなに日々子育てがんばっているのになぜパパより低いんだ!普通なら98%はだいぶ高い数字だから嬉しいのに、このマイナス2%は口うるさい私に対する嫌味か!と思いながら、それでも98%は好きならそれでいいや。100点満点じゃなくてもいいもんね。と98%くらいがちょうどいいやと何とか納得したわけです。←人間の小ささを露呈しているけど(笑)
ところがですよ。私の微妙な表情を感じたのか、数日後に息子が言うのです。「ママのことは100%好き♡」
キターーーー♪2%を上昇させたのは何なんだ?昨日こっそりおやつをあげたからか?いやー、息子よ母を喜ばせるためと言えど、よくぞ100%と言ってくれたじゃないか。今日は保育園少し早くお迎え行くぞ♪
と、思った次の瞬間、さらに言ってくれましたよ。
「パパのことは200%好き♡」
なにーーーーーー!!!それじゃ、ママはパパの半分ってことじゃないかーーーー!!!2%UPしてよろこんでもパパの50%じゃ何だか悔しい…。
数字は具体的だけれど、何に対しての数字か、比べる対象が何かによってこんなにも違うものか。と思わずメモを取ってしまうあたりは職業病かと思いますが。情報を得る時も発信する時も「役に立つ」「理解しやすい」数字は何かを見極めていきたいと思うのでした。
コロナ禍でも多くの数字を見てきましたよね。どこを受け取って自分の行動に落とし込んでいくかも問われている気がする今日この頃です。
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