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まだ途中という考え
去年だったか、たまたま読んだ
『日本とアジア:これまでとこれから』
という本がおもしろくて、
著者の吉村文成さんに会いにいったのですが、
そのときは選挙戦の時期で選挙の話になりました。
ぼくは、貧弱な知識を洗いだして、
憲法が変えられることで、
「こういう未来になったら、嫌だなあ」
なんてことを話していたのですが、
吉村さんは、憲法が変わったとしても、
そのあと、また変えることができるという意味で
「何かが起きたら、それでおわりではない」
「何かが動くと、違う何かが動く」と、
すべては過程であるという
考え方を教えてくれました。
そして、「止まっていては、何も動かない」と。
この考え方は、いいなあと思ったんです。
何か起きたとしても、
そのことで起きる何かがある。
永遠の微調整が繰り返されて、現在がある。
そして、今でさえも過程であって、完成ではない。
もっともっといい何かを目指してね。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
微調整を繰り返した人のがんばりが、現在という集積です。
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