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フィリピン清掃作業員の背番号
先日、マニラの空港に着いたとき、背中に「311」と書いてある人に遭遇。
「なぜだ?」と思ったのもつかの間、「445」「178」「321」と、出てくる、出てくる3桁の数字が背中にある人たちが。
彼女たち、彼らの正体は「janitors」。空港を掃除する清掃作業員の皆さんでした。
フィリピン人に聞いたら、「彼女たちはprisoner(囚人)じゃないよ」と冗談を交えながら、おそらく、空港の人が管理するために背番号をつけているのだと教えてくれました。
フィリピン人は、背番号をつけるのが好きなようです。
ぼくが背番号で管理される清掃作業員なら、あまりいい気はしないなあと思いながら、スポーツの世界における永久欠番みたいなものが、「janitors」の世界でもできたら、もっと楽しい働き方ができるんじゃないかと妄想しました。
優秀なNBA(アメリカのプロバスケットボールリーグ)選手の背番号が、スタジアムに飾られるように、優秀な「janitors」の背番号が、空港内に大きく飾られて、永久欠番になったら、「janitors」も、うれしいですよね。もっと、もっと、仕事に熱が出ると思います。
管理する側のにんげんは、管理すること以上に、楽しんで働いてもらう方法を考えることに力を注いだほうがいい結果をもたらすかも。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。管理される側からの、小さなアイデアでした。
赤いお尻をバカにする地面にいるサルよりも、すくすくと木を登って赤いお尻丸出しでバカにされるサルでありたい。
そんなことを思って世界のいろんな国を旅しながら「MONKEY CLIMB」というタイトルで思ったこと、見たことを綴っています。
サルの考えることなので大したことありませんが、よかったらこちらもどうぞ。
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