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「集中」と「分散」の話かな?
最近思うんだけど、よく僕が「ベストセラー本の作り方」的なセミナーで、売れる本の条件として一番にあげるのは、「あなたは何者か?はっきりさせること」といいます。
他者からみて、あなたが何屋さんかはっきりわかるようにすることが大切と説いてきたんです。
「八百屋さんなのか、お肉屋さんなのか、はっきりすればするほど売れる本ができるよ」といってきたんです。
もう一つ大切なことは、誰に向かってそのはっきりしたお店の商品を売るのかはっきりさせることも大切といってきました。
たとえば、八百屋で野菜を売っているならば、特に今日はカボチャを売りたいのなら、誰にカボチャをかってもらいたいか、あるいは誰ならカボチャを欲しがるかをはっきりさせることが大切ですよね。
小さな子供がいるお母さんが買ってくれそうだと思い設定したとすれば、アプローチが決まります。
たとえば、
「奥さん、今日はかぼちゃが安いよ、お子さんにかぼちゃコロッケ作ったら喜ばれるよ」
というように、奥さんに話しかける感じが決まってくる。
子供に売るなら全く声の書け方が変わってくるんだけど、「誰に」がはっきりしてくることによって、文体が決まってくるんだよね。
売れる本に限らず、誰に対して何を提供するかがはっきりしてくれば、商売はうまくいく。
本も同じ。
その練習として、ブログをやったらいいよ、とかアドバイスをしてきたのだけど、
自分のブログは真逆やっている。
なぜなら分散の時期だったから、何の制限もなく自由に書いてきて、カオスワールドだったなと思う。でも、その中でエネルギーをとっても充電できて、「集中」の時期にふたたび入ってきたのかもしれない。
分散のときは、どんなに一生懸命やっても空回りして、うまくいかないことが多いけれど、集中の時期は、上昇気流を見つけて乗っていくように、一度乗れば、どんどん舞い上がっていく。
「集中」と「分散」これもまた真理かな。
というとりとめのない話でした。