魂を込めて書く。
幸福についての本を2年以上かかって書いて、未だ完成できていない舛田です。
これほど難産とは予想もしなかったです。
10年の間に30冊以上も本を書いていれば、本を一冊作るのに3週間ほどあれば作れます。
作れるんだけど、作れるだけじゃだめで、なんかやっぱり、文章に力がないといけないです。
いい本というのは、読んでいて、ひらめきがある本だと思っています。
読んでいると、発想が広がっていく、アイデアが湧いてくる、そういう本が良い本だと思うのです。ビジネス書でも、自分の会社に応用するとこうだとイメージが出てくる。小説だと、自分ならこんなストーリーにして書いてみたい、あるいは続編はこうあるべきとアイデアが湧いてくるような小説は、レベルの高いですね。
それで、自己啓発書では、やっぱり読む人の人生になんらか変化が起きるように作りたいものです。
そうじ力のときは、とにかく読んでいる途中から、掃除がしたくてたまらなくなるように作りました。行動を起こす時点で心は変化してますから、実際に掃除をすれば目に見えて環境は変化するので、知識は実感に変わります。実感すれば感動するので、口コミで広がっていきますものね。
まあ、言うは易く行うは難しで、やっぱり、そこには文章で読者の心を動かしていかなければならなくて、今回そこが苦戦しているところなんです。
文章から、人を説得するパワーが出てこないのです。
まえがき、一行目では、
「この本はあなたにとっての幸福を明確にするために作りました。」
からはじまります。
いい切ってますから、不特定多数の読者一人ひとりの幸福を明確にする方向へ導く力が必要なんですね。
で、文章から満ち溢れる力は、どこからくるかといいますと、これは自信なんですね。
この本が、多くの人を幸福にする力があることへの確信なんですね。
技術的には、身についていても、最終的に魂を込めて書かなければいい本は作れませんね。
まあ、こうやって、新刊に対しての心の葛藤を公にでせるようになったわけですから、自信がついてきたのかも知れません。そう信じます。
心の中にあるものをざっと出してしまいました。
貴重な時間、聞いてくれてありがとうございました。