封印解き師としての仕事2
昨日のつづきです。
そこで、彼女の本当の強みはどこに封印されているか、
「それは部屋の何処かに答えがあるはず」
ということで、いろいろと収納場所を探っていくと・・・
あったのです。
押し入れの奥に、厳重に封印されていました。
彼女の最大の能力を現すものを見つけたのです。
彼女が封印してきたもの、
それは?
それは、キレイに整頓されていて階段下の収納スペースに収まっていました。
数年ぶりの封印解除です。
それは、なんであったかといいますと、
絵画だったのです。
自分が書いた絵と、その道具がしっかりと封印されていました。
そこに象徴されているのは、
彼女の芸術パワーです。
起業した時に、絵を描く時間もなくなるだろうと、しまいこんだようでした。
私は、これからさらに発展をしていくためには、この芸術パワーの開放が必要だと話しました。
そうすることで、さらに仕事に幸福感が持てるようになって、もっともっと楽しい、嬉しいが、スタッフやお客さんに広がっていくよとアドバイスしました。
彼女は涙を流しました。
最近、仕事が辛く感じていたこと、だけど、そこに芸術を持ち込んじゃいけないと思い込んでいたこと、封印していた感情が湧き上がってきたようでした。
自分の本質を自分で強く否定していたんですね。
よし、封印を解こう!
これまで展覧会に出して評価が高かった絵を二点開封しました。
ほんとうは、ここで、僕が魔法力で呪文か何か使えて、またたくまに封印を解けるとカッコいいのですが、結構頑丈に梱包されていた絵画を手作業で開封するのは大変でした。
絵を取り出し部屋に飾ると、空間に、エネルギーがほとばしりました。
部屋の雰囲気が一瞬にして変わりました。
その後に感動が押し寄せてきて、僕も胸が一杯になりました。
その後、オフィスも拝見しましたが、もう、僕からは何もいうことはなく、
半年後には、オシャレで創作意欲が湧いてくる空間に変わっていることでしょう。
世間一般的には、コンサルタントという仕事ですが、
僕の中では、封印解き師としての活動なのです。