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ふたたびの尿路結石03
車で40分のところにある病院の泌尿器科へ行った。
2日前に地元の病院からもらった紹介状と、診察券、保険証を受付に渡す。
そこで待つこと…
40分!
このあと尿検査あるだろうと思ってトイレに行くの我慢してたから、この40分はちょっとスリリングだった。
やっとこ名前を呼ばれ、診察の前に採血と採尿、レントゲンの検査があると言われ、指示された部屋を巡る。
や、ホッとしたね。おしっこ我慢良くないね。
各種検査を終わらせていよいよ2階の泌尿器科へ行くと、なるほど年配の男性がほとんど。
女性は付き添いか、乳腺科の患者さんで、泌尿器科を受ける30代女性は私くらいのようだ。
しばらく本を読んで待つ。
待合室から少し離れた診察室に呼ばれ、中に入ると、女性の先生が迎えてくれた。
デリケートなところだし、やっぱり女性だと安心する。
さっき撮ったレントゲンの写真にはしっかりくっきり白い石が写っていた。
それはもう、はっきりと。
そして明らかに尿管を通るには大きすぎるサイズ。左の腎臓は尿の流れが滞り、右より膨れているのがわかる。ちょうど尿管に入りかけている場所に石があるのだ。困ったね。
この石を取り除くには手術しかない
と、先生は言う。
外から衝撃波を当てるやつですか?ときくと、その方法はうちではやっていません。尿道からカメラを入れてレーザーで砕く方法をとります。と。
3泊4日の入院が必要とのことで、来月のスケジュールを確認する。
年内に石とおさらばしたい気持ちでいたので、約1ヶ月もお付き合いしないといけないことに多少不安がある。
さらに、楽しみにしていた音楽ライブの週……く、くやしい……!!
でも、でも、
今のところライブ、退院の次の日だから。
血尿出しながら、どこまでできるかわからないけど、ホールのライブだから座ってられるはずだし!
希望、捨てない!
久しぶりの入院か、と7年前のことを思い返す。
や…大変だったな。
大変だったけど、まあポジティブになんとかやっていたな。
日記つけていたのが良かった、うん。
手術までの間に石が動いたらと思うと怖い。
腎臓が腫れたらと思うと怖い。
何に気をつけて過ごせばいいのかわからない。
水たくさん飲んで、運動はどうすれば?仕事は?
そんなことをグルグル考えてたら、気が滅入ってしまった。
診察後、心電図をとり、術前の麻酔科受診の予約をし、お会計。
疲れと不安であまり食欲もないけど、病院内の売店でおにぎりとあんぱんを買い、車の中で食べた。(食欲ない時でもあんぱん食べると回復する。あんぱんは偉大。)
帰宅したらどっと疲れが出たので
1時間の昼寝を。
今夜は仕事の忘年会がある。
気持ちも身体もモヤモヤしてるし行くのやめようかな…とも思ったが、同僚でもある夫に促されて会場に向かう。
開始30分ほどで、カラオケが始まった。
これがまた面白く、参加した老若男女が大爆笑。飛び入りで踊る人、デュエット、手拍子、掛け声で、なんだかすっかり楽しい気持ちに。
はあ〜、なんか元気もらったな〜
なんやかんや、こういうの大事なんだな〜
なんとか1ヶ月、石と上手く付き合ってみるよ。
ポジティブマインドが少し戻ってきた。