見出し画像

映画鑑賞記録ドラえもん のび太とブリキの迷宮

映画鑑賞記録第一弾は、
「映画ドラえもん ブリキの迷宮ラビリンス」です。
最推しの作品を書きたいと思います。

地球よりはるかに科学文明が発達した星、チャモチャ星。そのチャモチャ星人は不思議な「カプセル」に入っています。なぜ彼は「カプセル」に入っているのか、なぜ地球へ来たのでしょうか。
ぜひ最後までお付き合いください。


あらすじ

のび太の家に届けられたトランクから、不思議な門が飛び出した。門をくぐると、そこは、スキーと海水浴がいっぺんにできる、とってもすてきなブリキンホテル。ところが、ドラえもんが、ブリキの兵隊に捕まって、連れ去られてしまった。さらに、ホテルの地下には、恐ろしい大迷宮の入り口が・・・。のび太たちは、ドラえもんを救うため、チャモチャ星に旅立つ。

映画ドラえもんまつり
ドラえもん のび太とブリキの迷宮

登場する秘密道具

・ウルトラバランスキー
・ミニドラえもん
・タケコプター
・スモールライト
・荷物運び用お荷物
・テキオー灯
・スペアポケット
・四次元くずかご
・迷路探査ボール
・絶対安全救命いかだ
・ビックライト
・通り抜けフープ

チャモチャ星の道具
・どこでもトランク
・イメコン→心に思うだけでロボットに伝えることができる道具
・カプセル
・ガイドマウス
・潜水艦

感想

「道具ばっかりに頼っていると自分の力では何もできないダメ人間になっちゃうからね」
この映画のテーマだなんて最初は考えもしませんでした。
こう言われのび太はドラえもんに怒られますが、いつもの通りのび太は「ケチ!」と話を聞こうとしません。そして喧嘩別れとなってしまい、ドラえもんはロボットたちに連れ去られてしまいます。のび太は「ドラえもんを助けるためなら僕は」とドラえもんの道具を使わずに見知らぬ星まで助けに行きます。私はその道中をドラえもんに見てもらいたかったけれど、1番最後にのび太の成長を少しは感じ取れたんじゃないかなと感じています。(理由はぜひ映画を見て確認してください)

チャモチャ星について

個人的な見どころは映画登場キャラクターのサピオ君が少々強引なところです。(強引なキャラクターは個人的にジャイアンが基準なのでジャイアンより強引かどうかで決めています)まず、彼の初登場のセリフは「ようこそ、4人の戦士たち」から始まります。そして反乱軍(ロボット)と戦う戦士と告げられ、4人は嫌だと抗議しますがすでにチャモチャ星に向かってブリキン島は出発していました。見るたびこんなに強引に連れ出さなくても…と思いますが、それほどに彼は切羽詰まっていたのかもしれません。

さて、そんな彼の住んでいるチャモチャ星を少し紹介したいと思います。
チャモチャ星は地球よりもはるかに科学技術が進んでいる星で、「どこでもトランク」やサピオ君も乗っている「カプセル」など、便利な道具が多く登場します。
印象的なのは、カプセルに乗っている彼にのび太が「便利なカプセルだね」という言葉に、「いや、でもやっぱり自分の足で歩きたい」と答えるのです。

ではなぜ、彼は「カプセル」に入らないと何もできないのでしょうか。
チャモチャ星は、多種多様なロボットの開発により、人間は働く必要がなくなり、自由な生活ができるようになります。
そして、発明家ロボットの開発したイメコンの登場により人間は指一本動かさず暮らせるようになりました。
楽な暮らしをすること、求めることは悪いことではありません。しかし、人間の体は使わないとどんどん衰えてしまいます。そしてそんな生活を続けた結果ロボットが必要不可欠になってしまったのです。
チャモチャ星人は楽をする生活を選び、人間ではなくロボットを働かせることを続けた結果、「カプセル」に入らないと何もできない体になってしまったのです。
そして、役立たずの人間をロボットが支配する星になってしったのです。

現代社会でも、生成AIや自動運転アシストなど便利なものが増えてきています。私も仕事でchat GPTなどの生成AIを活用しています。
そんな便利なものがこれから社会ではたくさん出てくると予想できますが、私はあえて不便な自分の体を使って生活しようと行動するでしょうか。
きっと新しい技術はすごいな!と喜び、彼らのように楽な暮らしを求めてしまうと思います。
この作品に込められた自分でできることは自分でやる
この思いに応えられるでしょうか。

おわりに

ドラえもんの誘拐・監禁・拷問、ブリキン島の地下にある大迷宮で迷ったときの絶望感、ジャイアン・スネ夫の北極遭難など、少々刺激的な内容の多い作品となっています。

私は楽な生活(すべてが自動化され働かなくてもいい社会)にあこがれを抱いています。しかし程々に仕事して体を動かして頭を使って生活することが人間にとって大切なことなのかもと大人になりこの映画を鑑賞する度に感じます。そして、ドラえもんがのび太に伝えた「自分の力では何もできないダメ人間」にならないよう努力したいです。
未来で待っているドラえもんに胸を張れるよう、頑張ります。

ぜひ一度、この映画を鑑賞してみてください。
拙い文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!