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サヨナラ、僕のリハビリステーション


 ふらりと迷い込んだ場所で、僕は息をつく。ここはしんどい世の中から、少し離れている。

 僕はしばらくの間このリハビリステーションで休んでいたが、流れる時間はあっという間で、気がつくと一年をとっくに過ぎていた。

 リハビリステーションは快適で、ほとんどストレスを抱えることなく過ごすことができた。多少疲れることもあったが、それ以上に気持ちを整えることができた。

 しかし、僕はずっとこの場所で留まっているわけにはいかなかった。良くも悪くも、ここはリハビリステーションだから。

 そして、僕は今日をもってこの場所から別の場所へ旅立つ。しんどい世の中からほど近い、しかし自分のペースで生きることができる場所へ。

 サヨナラ、僕のリハビリステーション。あなたに会えて本当によかった。


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