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小説に正解はない。

 こんばんは、蒼日向真澄です。

 私は趣味で小説を執筆をしているのですが、そのときいつも考えることがあります。

「小説に正解を作るべきか」

 正解というのは色々と解釈がありますが、私の場合、明確な答えを設けるべきか、という意味です。

 明確な答え。それは誰が見ても同じような感情を抱くような結末かもしれません。あるいは誰が見てもわかる(理解できる)ような、単純な展開かもしれません。

 たしかにこちらの方が、読後感はすっきりするでしょうし、「ああ面白かった!」で完結するでしょう。そして今の時代はこっちの方が求められていると思います。

 ただ、書き手からするとこれはつまらない(笑)。あまりにも見え見えな展開や、クリーン過ぎる結末、誰が見てもわかるような締め方は、書いていても何もドキドキ感もないわけです。私の理想は、書いている本人でさえも予想できない終わり方です。そして、終わったときに脳内で見える色は、曖昧で言葉にできないものであってほしいと私は考えてしまいます。

 たとえシンプルな内容であっても、解けない糸くずくらい複雑な人間模様を描くことが私は好きです。それはつまり、私たちの人生と同じように答えがあってはならない。

 ということで、タイトル通り「小説に正解はない」方が私は好きですね。まあ、この辺は好みが分かれますから。わかりやすい作品の方が好きな人だっていますし、私みたいに「これは何が言いたいんだ?」と読み終わった後にひとしきり考えるような作品が好きな人だっています。人それぞれ、好みは違う。

 なんでこんな文章を書いたのか、私もよくわかりませんが、思ったことを言葉にして記しておきたい性分ってことで、さらっと流してください。

 それでは、また。


 YES。

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