「あっ!この小説おもしろい…!!!」読者が思わず読み進めちゃう執筆の極意
無料部分だけでも執筆に役立ちます。
読者を夢中にさせる小説を書きたい方は、ぜひ読んでみてください!
とくにこんな方におすすめです。
◾️はじめに
ご存知ですか?
面白い小説って、
4つのポイントをおさえれば誰でも書けるんです。
もったいらずに結論からお話すると、
重要なポイントは以下のとおりです。
いやいや、
そんなこと言われなくてもわかってるよ!
なんて思う人もいるかもしれません。
しかし、
という事実は知らないのではないでしょうか?
少しでも興味が出てきた方は、
無料部分だけでも7,000字以上あるので、
ぜひこの先も読んであなたの小説執筆の糧にしてください。
読者に好かれる小説が書けるようになれば、
小説投稿サイトの評価が上がったり、
SNSで嬉しい感想コメントが届いたり、
出版社からのオファーが来て商業作家デビューという道だって開けます。
とはいえ、
「まずはお前誰やねん」
と思われる方がほとんどかと思うので
最初に簡単に自己紹介をさせていただきます。
めちゃくちゃ簡単に言うと
本出版ガイドの運営者、であり
小説家、であり
月収50万円を稼ぐwebライターで、
ちょっとおおげさにまとめると、
文章を書くことに人生を捧げてきた人です。
本出版ガイドって何?
本を出版したい方に向けて
出版方法や執筆のノウハウをご紹介している
出版の総合的なサイトです。
ありがたいことに運営開始から5年以上がたち、
累計100万回以上閲覧されたサイトになりました。
サイトを運営するにあたって、
出版や執筆に関するノウハウはもちろん、
出版社の方とも交流でき、
総合的な本に対する知見を高めてきました。
・なぜこのnoteを書こうと思ったのか?
おもしろい小説の書き方をまとめた本が世の中にほとんどない!
小説を書きたいと思っても学べる環境が整っていない!
そう思ったのがきっかけです。
私、小説が本当に大好きなんですよ!
(知らんがな)
自分の知らない世界に連れていってくれ、
クライマックスでは感情を昂らせ、
時間をわすれて楽しめる
素晴らしいコンテンツだと思っています。
(小説好きの方、わかりますよね?笑)
ただ、そんな素晴らしい小説ですが、
書き手側に立って考えると、
書き方をまとめた指南書や教科書のようなものが非常に少ないんです。
運営しているサイトの特性もあり
出版業界の知り合いが多いのですが、
この業界って著者のセンス頼りでわりとクローズな傾向があります。
全員がそうではないですが、
有名な小説家の方って書くことが好きすぎて、
他の人にノウハウをあまり共有しないケースが多いんですね。
実際に本出版ガイドを運営していると、
SNSのフォロワーさんから
「おもしろい本や小説ってどうしたら書けるんですか?」
「私の小説がおもしろくなるようにアドバイスいただけませんか」
といったお声をいただくことも多々あります。
私もはじめのころは何から考えて、
どうすればおもしろい小説が書けるのかわからず四苦八苦し、
何度も挫折しかけた経験があります。
ただ、
せっかく小説を書いてみようかなと思ったのに、
わからないから挫折する、
評価されないからやめてしまうなんて、
本当にもったいないです。
創作は本当に愉しいことですし、
作品が読者に喜ばれるって他では得られない経験です。
なので、
そんな「書きたいけどわからない」という著者のみなさんを、少しでも応援できればと思い、
小説の書き方をまとめたnoteを出そうと思った次第です。
(おもしろい小説がもっと世の中に増えたらいいな、という個人的な願望もあります!)
なお、
SNSでいただいた意見や本記事への感想や質問をもとに、内容はどんどん追記していく予定ですので、
何度も読んでいただけると嬉しいです。
一応補足しておくと、
このnoteを有料にしている理由は、
ある程度やる気のある人にだけ読んでほしかったからです。
最近はSNSをみんなが当たり前に使う世の中になってきました。
すると民度の低い使われ方や、無意味な嫌がらせもちらほら出てきました。
私もせっかく書いた文章をそのような扱いはされたくありませんし、
どうせならやる気のある人に役に立ててほしいと思ったので、
本気度の高い方を選定するために有料とさせていただきました。
なので状況に応じて値上げしていく可能性があります。
ご了承ください。
なお、
こちらも真剣に記事を作っていますので、
もしご購入いただいて勉強にならなかった、
という方がいればnoteから返金申請いただいて構いません!
(ただし、追記記事は見られなくなってしまいますので、そこだけご理解ください)
・ご購入さまの感想
ご購入いただいた皆様の感想を参考に掲載します。
今後ご購入いただける方は、
「ご感想いただけた方限定の特典」もございますので、もしよければX(旧Twitter)のDMで感想を送ってくれるとありがたいです!
物書きの人ならわかるかと思いますが、
読者からの感想や応援コメントって本当に励みになるんです…!!!
前段が長くなりましたが、本題に入っていきましょう。
まずは小説のストーリーについてお話していきます。
◾️第1章:読者が夢中になるストーリーの作り方
・読者が夢中になるストーリーとは
読者が夢中になるストーリーとは何でしょうか?
最初に答えを言ってしまうと、
しっかりと内容が構造化され、
読者の感情を揺さぶるシーンのあるストーリーです。
これだけではわからないと思いますので、
分解してひとつずつ説明していきます。
・ストーリーの構造を理解する
まずストーリーの構造からお話しますと、
ストーリーとはいくつものシーンによってできています。
このシーンのひとつひとつを印象付けて、
読者が感情移入できるキャラクターと
アツいイベントを盛り込めてこそ、
最高におもしろいストーリーが作れます。
例えば、大ヒットした映画「君の名は」の
主人公たちが入れ替わるシーンは、新鮮な展開で印象深いですよね。
その後の男女が入れ替わるというイベントと、
魅力的な2人のキャラクターが戸惑いつつ日常を送るシーンを見て、その先が知りたくなったのではないでしょうか?
こんなインパクトに残るおもしろいシーンを、
あなたも書けるようになるとしたら最高だと思いませんか?
ここで、
そもそもシーンの考え方についてお話しましょう。
また構造のお話になりますがシーンとは
という構造で作られます。
(めっちゃ重要です!)
なので、
それぞれの項目をこだわって考えることで、
おもしろいシーンになるといえます。
(具体的な考え方は後ほどお話します)
一旦ここまでの内容を図解しますと、
以下のようなピラミッド構造のイメージです。
大人気漫画の鬼滅の刃で例えますと
ストーリー:主人公の少年が、鬼になった妹を人間に戻すため、鬼たちと戦う絆の物語
シーン①:山奥の家で平和に暮らしていた家族が鬼に殺され、妹は鬼にされてしまう
シーン②:柱と呼ばれる強い味方と力を合わせ、強い鬼と戦い成長していく
シーン③:ついに鬼の頭領を見つけ、味方たちと根城に挑む
シチュエーション①:大正時代、雪の降る山奥
キャラクター①:炭治郎、禰󠄀豆子など
イベント①:炭売りとして家族と平和に暮らしていた少年炭治郎。ある日仕事から帰ると鬼に殺された家族を発見し絶望する。まだ息のあった妹の禰󠄀豆子を医者に見せるため背負って、息も絶え絶えに山を降りるが、途中で禰󠄀豆子は鬼に変化して炭治郎に襲いかかり、、、!?
といった感じです。
なぜ構造化されることが大事なのか。
構造化するメリットは大きく2つです
①構造化すれば著者がストーリーを書きやすくなる。
構造化して先にシーンを洗い出すことで、
物語の全体感をイメージでき、話の展開が考えやすくなります。
そして自分の中でタスクイメージができるので、
途中で挫折する可能性が低くなります。
また伏線をどこで張るか、
など物語を面白くするエッセンスも考えやすくなります。
②読者が理解しやすい
読者目線で小説におけるシーンの変化は、
えてしてわかりにくいものです。
映像や漫画は視覚的にわかりますが、
小説は文字だけのため著者の技量にかかっています。
構造化することでシーンの区別ができ、
シーン移り変わりを明確に表せます。
結果的に読者が読みやすい作品になります。
・読者を惹きつけるシーンの作り方
ストーリーとはシーンの連続で構成されているので、
このシーンをひとつひとつこだわって作ることこそが、
読者を惹きつける秘訣となります。
では、
どうすれば読者を惹きつけるシーンが作れるのか。
先ほどシーンとは
シチュエーション×キャラクター×イベント
とお話しました。
よって
最適なシチュエーションで、
魅力的なキャラクターを作り、
続きが気になるイベントに遭遇させれば、
読者を惹きつけるシーンを作れます。
有名な小説や漫画は主人公のキャラクターが魅力的ですし、
キャラクターが魅力的だからこそ
周りが巻き込まれてイベントにつながり、
続きが気になるようなシーンになっていきます。
まず、ここでは
「続きが気になるイベントの作り方」を解説します。
続きが気になるイベントを簡単に作る方法はひとつ。
主人公に試練をぶつけて、
他のキャラとの対立や葛藤を起こさせることです。
試練をきっかけに
主人公は乗り越えるための手段を考えはじめます。
その手段こそ主人公らしさを演出するポイントであり、
試練を乗り越えたときのキャラクターの成長を通して読者が満足感を得られるポイントでもあります。
ぶつける試練と、
乗り越え方をどう考えるかが作家としての腕の試されどころ、
といっても過言ではないでしょう。
せっかくなので試練を考えるポイントをお話すると、
「何が目的か」を考えて試練を設定すると、その後の展開が想像しやすくなります。
例えば、
仲間を増やすための試練、
宿敵を倒す力を手にいれるための試練、
お腹がすいたからご飯を手にいれるための試練、
なんて身近なものでもいいでしょう。
ただなんとなく試練がいきなりふってきても、
どうして試練をこなさなきゃいけないかわからないですよね。
目的があることでキャラクターたちの感情も描きやすくなりますし、それによって読者も感情移入しやすくなります。
試練を考えるにあたって
いくつかヒントを記載しておきます。
もし知っている作品があれば、
その試練は何を目的として設定されたか考えてみてください。
・シーンを際立たせる構成の考え方
シーンの作り方はわかったら、
次は構成を考えましょう。
構成とは、
いわゆる起承転結や序破急といった、シーンの流れのことです。
この構成に従ってシーンを配置することで、
クライマックスのシーンをさらに際立たせることができます。
余談ですが、
出版業界には起承転結を嫌う人も稀にいます。
なぜなら起承転結が日本人に馴染みすぎて、
ありきたりな文章になってしまうからです。
そうすると、
オリジナリティが損なわれるからこそ起承転結に囚われるな、
と言う人がいるわけです。
しかし私は
日本人に馴染んでいるからこそ大切であり、
起承転結をベースにすれば読者がわかりやすい作品になると考えています。
オリジナリティは後述する表現力の部分で意外性を出していけばいいし、何より読者に理解されなかったら作品として成立しないからです。
すなわち、
起承転結から外れるリスクの方が大きいかなと。
(起承転結を破って面白い作品書く人もいますが、本当に極わずかな天才的な人たちだけに許された手段なんです。。。)
だからこそ、
まずは日本人の親しむ起承転結をベースに構成を考えてみましょう。
・起承転結の考え方
結論からいうと、
転結→起→承の順番で考えるとイメージしやすいです。
以前映画監督や脚本を手掛ける北野武さんのインタビューを見たことがあります。
そこでは「起承転結の“結”のイメージがあって、そこから逆算するように“起承転”を考える。そしてそれぞれのシーンを肉付けしていく」とおっしゃっていました。
とてもユニークな手法で当時衝撃を受けたので、
以来私も似たような順番で起承転結を考えています。
私の場合は少し違うのですが、
”転結”をセットで考え、
そこから起、承と作っていきます。
なぜなら起承転結それぞれの役割を考えると、
その順番が一番合理的だからです。
そもそも起承転結の役割を
簡単にまとめると以下のとおりです。
「転」がいわゆるクライマックスであり、
ストーリーの主題を伝える部分です。
それと並行して、「結」ではその主題を読者に共感してもらう部分ですので、「転と結」はセットで考えていくべきだと私は思います。
そこからは逆算で、
主題を伝えるにはどのような背景・登場人物がいいかを考えて「起」を作成し、登場人物と主題を結びつけるに最適な試練を考えて「承」を作る、
といった手順です。
ここでちょっとした小技のご紹介ですが、
私は起承転結を考えるときに7つのステップに分けて考えます。
起承転結それぞれの工程は以下の通りで、
承に最も比重を割いていきます。
わかりやすいように具体的な作品で考えてみましょう。
私はよく起承転結を
ドラゴンボールのフリーザ編に例えてお話することが多いのですが、
今回もそれに当てはめてみます。
ちょっと強引にまとめた部分がありますが、
有名なあの漫画も起承転結で構成が考えられていることがわかると思います。
ちなみに起承転結の流れを
使いやすいようにフォーマット化するとこんな感じです。
構成作りに迷ったときはぜひ使ってみてくださいね!
ここまでストーリーの構造、
面白いシーンの作り方、
構成とお話してきました。
魅力的なストーリーの作り方が分かり始めると、
早く創作がしたくてワクワクしてきませんか?
・コラム:ストーリーをもっと面白くするエッセンス
最後に、
あなたのストーリーをさらに面白くさせる、
とっておきのエッセンスをお話して、
ストーリー編を締めようと思います。
それは、
登場人物と読者に「秘密」を追わせることです。
ストーリーの中に秘密があるだけで読者はその答えを知るために、どんどんページをめくりたくなるんです。
例えばテレビ番組でもめちゃくちゃいいところでCMに入りますよね?
お笑いグランプリでも優勝者の発表の直前で司会者が「コマーシャル」って言いますよね?
SNSや広告でも一番気になるところで「続きはwebで」ってなりますよね?
そのとき、
みなさんの気持ちはどうなっているでしょうか?
きっと秘密を知りたくて知りたくて、ウズウズしていますよね。
なぜウズウズするのかというと、
それが人間の根源的な知的欲求だからです。
秘密にされると、知りたくて知りたくてたまらなくなってしまうサガを、人間は持っているんです。
このサガを逆手にとって、
ストーリーの中にも秘密をしかけると、
読者はあなたの小説の続きが気になって一気読みしてしまうわけです。
さらに細かいコツをお伝えすると、
いくつもの秘密を並行してストーリーに仕掛けておくと、
さらにストーリーにコクが出て続きを追いたい展開になります。
(とはいえ、あまり多すぎると読者も疲れてしまいますので、3つくらいの秘密を追わせるくらいが丁度いいでしょう)
せっかくなのでいくつか例を出しておきます。
スケールやテイストも様々ですので、
あなたの作品にあった秘密を考えてみてくださいね。
◾️第2章:キャラクターの作り方
さて、
つづいては魅力的なキャラクターの作り方をお話していきましょう。
小説を書くうえで、
最も大切なことは、超魅力的なキャラクターを作ることです。
あなたが過去に、
おもしろいと思った作品を3つほど思い出してみてください。
小説でも、
漫画でも映画でもOKです。
その全てに出てくる主人公って、
めちゃくちゃ印象的で魅力的なキャラクターじゃありませんか?
そうです。
読者が夢中になるおもしろい作品には、
それに見合った個性的で憧れるキャラクターが必要不可欠なんです。
ストーリー編でも触れましたが、
魅力的なキャラがいればシーンがめちゃくちゃ映えます。
するとストーリーも魅力的になりますし、
読者もどんどんあなたの作品の虜になります。
ではどうすれば、
そんな個性あふれる魅力的なキャラクターが作れるのか?
キャラクターを考えるにあたってコアになる要素は「性格」です。
そしてキャラクターも性格を中心に3つに分解して考えることができます。
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