健常者は便利なものを使いたがるのに、障がい者は使いたがらない
健常者ほどなるべく体を使わずに楽をしようとする
階段じゃなくてエスカレーターを選んだり
ちょっとそこまで電動キックボード使ってみたり
障がい者ほど自分の体でやりたがる
車いすより杖、杖よりフリーハンド
電動車いすは使いたくないとか
ぜったいにそっちの方が安全で楽なのに
リスクがあろうと大変だろうと時間がかかとうと
自分の体を使うことにこだわる
使っていないと機能が落ちるかもしれない不安もあるけど
まわりの目が気になるってのが大きいように思う
”障がいは社会の中にある”
テクノロジーも使われなければ宝の持ち腐れ
こうした障がい者の心理を理解していないと
「便利だから」とか「安全だから」とか「効率がいいから」とか
一方的な価値観で製品やサービスを作っていてもちゃんと届かない
せっかく最先端のテクノロジーを駆使しても使われなければ意味がない
視覚障がいを補う「眼鏡」ではダメなんだ
「コンタクトレンズ」のようなさりげなさが大事
「歩くこと」を例に考えてみる
「何かに頼って歩いている」のではなく
「まるで何にも頼らずに歩いている」だったり
「麻痺はあるけど麻痺がないようにみえる」というより
「麻痺はあるけど自分の力で歩いている様にみえる」ということ
それをどうしたら実現できるかを
色々な分野の人と知恵を出し合って考えてみたいなと思う