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コーヒー豆はコーヒー種だったりする

当方は「コーヒー豆」をほぼ毎日焙煎して売っているのですが「コーヒー豆」は呼び名が「豆」なんだから、何かの「豆」と思っている人が多いようです。
 
古来から「コーヒー豆」と呼ばれているので、マメ科の一種を連想してしまいそうですが、実は「豆」ではなくて果実の「種」だったりします。
 
じゃあ呼び名を「コーヒー種」にすればいいんじゃないかと思うわけですが、今更変えるのも大変なので「コーヒー豆」と呼んでいます。(私が勝手に大変そうだと思っているだけなので、悪しからず。)
 
コーヒー豆は「豆」じゃなくて「種」なので、取り出すのに結構手間が掛かります。
 
豆だったら脱穀して少し乾燥させれば商品として出荷できますが、種子なのでそうは問屋が卸さない。問屋に卸しても買い取ってくれない。
 
そこで考え出されたのが、コーヒー豆の精製です。
 
「コーヒー豆」はフルーツの種なので、収穫したまま放置すれば数日で腐る。腐ると問屋が買い取ってくれないので、腐らないように加工する。
 
コーヒー種の加工方法はザックリ分けると三種類あって
 
1)ナチュラル
2)パルプドナチュラル
3)ワッシュド
 
の三つ。
 
大きく分けると三つなのですが、実際はもっと細分化されていて、高品質のコーヒーを生み出しているコスタリカなどは、ナチュラルとパルプドナチュラルの間にあるハニー製法が主流だったりします。
 
コスタリカのハニーといっても、パルプドナチュラルに近いホワイトハニーから、ナチュラルに近いブラックハニーまで段階が五つくらいあって、ここまでくると農園ごとに微妙に違うので、細分化する意味があるのかどうかさえ分からない。
 
まあ、それだけ珈琲農家は必死に、より高品質で差別化された商品を生み出そうとしている訳なんでしょうね。
 
次回は一番古くからあるナチュラル製法についてお話します。

最新の入荷ブラジル、パルプドナチュラルは下から買ってください。
^^) _旦~~

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珈琲屋のマスター
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