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モカはどこからやってきたのか?

日本人が好きなコーヒーは昔から
モカ・マンデリン・ブルーマウンテンといわれていて
その中でもコーヒールンバという歌の中にまで出てくる
「モカ」は珈琲の代名詞のように思われています。
 
ところでその、とっても有名な「モカ」ですが、
いったいどこから来たのでしょうか?
 
「モカ」なんてコーヒーの名前に決まってるとか、
お客様からの声が聞こえてきそうですが、
残念ながら「モカ」はそんな単純なものではないようです。
 
なら「モカ」とは一体何なのかですが、
もともとはヨーロッパ向けにコーヒーが輸出されていた、
イエメンの都市や港の名前だったんですね。
 
コーヒー産業の黎明期、
コーヒー豆を輸出できていた地域はイエメンだけで、
その産出量はごくわずかでした。
そんなわけで、ヨーロッパで手に入る珈琲豆はわずか。
なぜなら「モカ」で輸出制限されていたからです。
 
そして西欧諸国では「モカ港」から運ばれてくる珍しいオリエンタルな香り、
コーヒーのことをいつしか「モカ」と呼ぶようになりました。
 
ちなみに当時、アラビア圏の人たちは珈琲のことを「カフア」あるいは「コッフィ」と呼んでいたそうです。
 
「コッフィ」が盛んに陸揚げされたのはイタリアのヴェネチアだったので、
イタリアではモカから派生してしていって、
コーヒーそのものをモカと言ったり、
コーヒーを素早く抽出する機材を「モカ・エキスプレス」と呼びました。
 
当時のヴェネチアは、お砂糖の一大輸入地域でもあったので
モカにタップリ砂糖を入れて飲む、
イタリアンスタイルはこの当時に形成されたのです。

あら、ずいぶん長くなっちゃいましたね。
モカの続きはまた今度続編を書きます。

ではでは ^^) _旦~~

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珈琲屋のマスター
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