コーヒーはポルトガル語を話す
コーヒーを語るうえで切っても切れないことは、ブラジルとの関係です。
現代でも世界で生産されるコーヒーはアラビカ種だと40%もブラジルで作られています。
ロブスタ種の生産が盛んでなかった頃は、世界で消費するコーヒー豆の90%くらいはブラジルで作っていたことも。
なぜこんなにブラジルでコーヒー生産が盛んなのかというと、ブラジルは最初ポルトガルの植民地として砂糖を生産していたのですが、砂糖は熱帯地方で栽培されるサトウキビだけでなく、サトウダイコン(テンサイ)からも精製できるので、ナポレオンの大陸封鎖時代にヨーロッパで製造工程が確立されてしまい、貿易品としての価値が低くなってしまったからです。
コーヒーは幸運なことにヨーロッパ大陸ではうまく育てることができなかったので、輸出品としての価値が下がりませんでした。
また、ブラジルはもともとポルトガルの植民地だったのですが、ナポレオンに追い出されたポルトガル王国が一時ブラジルに渡り建国し、ナポレオンの勢力が弱まったとき再びヨーロッパに戻り、その後ポルトガルからブラジルが独立しました。
世界のコーヒー生産の大本であるブラジルは、ポルトガル王国の影響でポルトガル語を公用語として使い、同時に今でもコーヒーのことを学ぶならブラジルに渡ってポルトガル語で学ばなければいけないので、「コーヒーはポルトガル語を話す」といわれるようになったのです。
ブラジルに関しては下のブログをご覧ください
ではでは。 ^^) _旦~~
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