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コーヒー抽出で最も大切なのは水だったりする
自家焙煎の珈琲豆屋をしている手前、コーヒー抽出のことでアドバイスを求められることが多いのですが、美味しく淹れられない原因で一番多かったのは水によるトラブルでした。
どんなトラブルかというと、大半は水道水を使うことによる塩素の害です。
塩素は水道水を安全に飲むための消毒薬として使われており、日本の水道水は多かれ少なかれ必ず、塩素がある一定濃度入っています。
ですので、コーヒー抽出の第一歩は、この塩素をいかに除去していくかにかかっているといっても過言ではありません。
塩素の弊害を防ぐには以下の方法があります。塩素の除去率の高い順に書いていきます。
A)塩素の入っていない水を買ってくる
B)浄水器で水道水の塩素濃度を下げる
C)水道水を煮沸して塩素濃度を下げる
D)塩素入りでも美味しくなるようにする
コーヒーの成分に塩素が入っていると、渋みや苦みが増して、コーヒー本来の風味が感じられなくなるので、可能な限り塩素を除去するのがコーヒーマスターへの道といえるでしょう。
浄水器が用意できなくて、どうしてもコーヒーに塩素が入ってしまう場合は、長い時間お湯を煮沸させたり、お砂糖やミルクを入れて誤魔化しましょう。
お水を長時間沸騰させれば、塩素を除去できると考えがちですが、塩素が化学変化によって別の物質になったり、化学物質が若干揮発するだけで、コーヒーの渋みや苦みはあまり変わらないです。
塩素の影響を明確にするには、塩素が全く入っていない軟水を買ってきて、水道水で出したコーヒーと飲み比べてみるとよいです。
同じ条件でテイスティングしてみると、塩素による弊害が一目瞭然とわかるでしょう。
軟水については、また次回続きで。
^^) _旦~~
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