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高畠熱中小学校16期おすすめ図書(16期 2023年4月~2023年10月)

こんにちは、高畠熱中小学校事務局の長谷川です。事務局おすすめ図書の記事の第5弾という事で16期の授業の振り返りを兼ねて書いていこうと思います。
 熱中小学校の先生からは授業前後で推薦図書をご紹介いただいているのですが、ご紹介いただいた本やご登壇いただいた方の著書などを抜粋してご紹介させていただきます。
また高畠熱中小学校では現在第17期生徒募集中ですので、興味のある方は是非HPもご覧になってみてください。

17期新入生も募集中です!

分解の哲学-腐敗と発酵をめぐる思考-

 4月22日(土)に授業いただいた江良慶介先生の推薦図書、雑誌現代思想に「分解の哲学」という題で断続的に掲載された内容をまとめた一冊、社会や自然、身近なモノやコト、それらを分解したり俯瞰してみたらどのようにとらえる事ができるだろう、あらゆる角度から腐敗や発酵、循環について思考する本です。

納豆マガジン 1号,2号

 5月13日(土)に授業いただいた高畠納豆の加藤義博先生の推薦図書、納豆を好きでも嫌いでもなかった著者が、納豆のイベントやコロナ禍での発信をしていくうちに大好きになって雑誌にまで作ってしまったという一冊、納豆のパッケージのような冊子デザインから、全国の納豆の紹介や魅力をゆるーくイラストや画像たっぷりに紹介されています。高畠納豆も2号の中でちょこっと登場しています。

塩狩峠

 5月13日(土)に授業いただいた米沢興譲教会の牧師、高野昭先生の推薦図書。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説。当時のクリスチャンを取り巻く雰囲気や聖書の教えと人々の暮らしが描かれています。

おいしいもの、届けます!

  6月24日(土)に授業いただいた猪口由美先生の著書、看護師のOLが、突然の人事異動で「食バイヤー」に。全国各地でおいしいものを作っている生産者との「闘いの日々」と、業界に衝撃を与えた「お取り寄せ」通販が生まれるまでのツラくも楽しい奮戦記。猪口先生の目線で語られるなんだか笑えるエピソードが詰まった一冊です。

日本の大和言葉を美しく話す

 6月10日(土)に授業いただいた山形舞子・芸子(やまがた紅の会)からの推薦図書、日本には漢語と外来語、そして生粋の日本語「大和言葉」大きくわけてこの三つがあります。大和言葉は「心に染みる」性質があり、改めて声に出してみるとどこか安らぐ響きがあります。シチュエーションを選ぶ言葉もありますが、今なお色褪せず日常に溶け込む言葉まで、美しく気遣いに溢れた言葉は私たちの日常も豊かにしてくれそうです。

稼ぐ!地方創生

 5月27日(土)に授業いただいた井上貴至先生の推薦図書、何かとぼんやりしがちな地方創生というワードについて「地方の平均所得を上げる事」と定義し、各地の取り組みの実例とともにその本質や根っこの想いについて書かれています。山形の事例として、出羽三山やスパイバーの取り組みも掲載されています。

冒険の書

  5月27日(土)中島信也先生の推薦図書、「あーあ、学校にいきたくないなあ」と誰もが思ったことがあるはず。学校や社会その根底にある教育や学び、私たちが当たり前のように追い求めているものの正体は一体何なのか、私たちそんな冒険の旅に旅立つ人に向けた一冊です。

フラッシュメモリのひみつ 学研まんがでよくわかるシリーズ

 6月24日(土)の授業いただいたキオクシア株式会社の児玉親亮先生の推薦図書、スマートフォンやPCをはじめ最近の電化製品のほとんどにはフラッシュメモリのような半導体チップが活用されています。身近だけれど、良く知らないで使っているフラッシュメモリについてまんがでわかりやすく書かれた一冊です。
ちなみにオンラインで無料公開もされています。

生命と機械をつなぐ知

 7月8日(土)に授業いただいた犬飼博士先生の参考図書、基礎情報学とサブタイトルがついていますが、コンピューターの操作方法やIT技術の活用といった狭義の情報分野ではなく、”そもそも情報とは何か”という所に切り込む一冊、タイトルの通り人間の知覚とコンピュータ上の情報処理の違いや可能性について様々なアプローチで言及されています。

森に暮らす

 7月22日(土)に授業いただいた黒田三佳先生の著書、スウェーデン暮らしを経て旅先でほれ込んだ米沢市へ移住された黒田先生。ご自身が実践されている里山暮らしの様子を素敵な写真と共にまとめられた一冊です。山形の里山の魅力を再発見するワクワクの眼差しが詰まっています。

花と器の素敵な合わせ方

 8月5日(土)に授業いただいた小川典子先生の著書、コロナ禍でステイホームの日々が続いてる折に書かれた一冊で、お花のある暮らしに一歩踏み出す方から改めて色んな飾り方を知ってみたいという方へ、身近な道具や場所で季節ごとに代わるお花のある暮らしをご紹介されています。

えふりこぎ

 熱中小学校の保健室担当される仙道富士郎先生の回想録。児童養護施設「光の子どもの家」の広報誌『光の子』に2007年から2022年まで掲載された連載を基にまとめたエッセイ集。JICAでの海外ボランティアでの活動や、covid-19、がんとの闘病生活、力強くもやさしいまなざしで見てきた世界への想いを感じる一冊です。

50年、理想の精神医療を求めて

 事務局より推薦図書、精神科医として50年間理想の精神医療の実現を求めて活動してきた佐藤忠宏さんの奮闘の記録。地域に開かれた病院の在り方、患者と地域の理想的な関わりを追い求めて、精神科のクリニック開業から、デイケア施設、グループホーム設立など、50年間の取り組みについて書かれています。

 以上、第16期の事務局おすすめ図書でした。

 今期のテーマは「つくって、あそぼ」でしたが、推薦の図書はつくる前に根本的なところを考えたり覗いたり、そんな本が沢山でした。
10月から開校となる17期の高畠熱中小学校生徒も募集中です。全授業オンライン授業も実施しますので、是非新規のご入学もお待ちしております。

17期高畠熱中小学校についてはこちらから、生徒募集中です!

前回までの記事は↓

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