マガジンのカバー画像

誰でもできるイベントMC

18
私はサラリーマンです。 トヨタのカーディーラーで勤めています。 司会を業としているわけではありません。 プロの研修を受けたこともありませんし、声の学校に通ったこともありません。…
運営しているクリエイター

#イベントMC

誰でもできるイベントMC

こんな経験はありませんか︖  社内で、学校で、サークルで、突然イベントの MC を頼まれてしまった。それも「普段からよく喋る」「面白い」から、という理由だけで。 何とかなるだろうと引き受けて、あわてて台本を書き、本番に望んだものの、声は震える、噛みまくる、何言ってるのかわからない状態・・・  みんなからはよかったよと言われたけど、自分としては許せない! もっと上手く話せると思ってたのに。。。 私も最初はそうでした。 社内のイベントから始めた MC。 それがいつしか

盛り上がってますかー?

みなさん盛り上がってますかー! あれ?元気がないですね。 盛り上がってますかー! と、出てきていきなり煽るMCさん、 多いですよね。 何だろ?マニュアルにあるのかな? この台詞、僕は、まず使いません。 会場が盛り上がったあとに出て言うとか、有名な方で客席から嬌声が上がるならレスポンスはいいんだろうけど・・ たいていスベる ↓ さらに煽る ↓ 少し反応がある ↓ あれ?こんなはずでは?? この後、頭が真っ白になるんでしょうか 痛々しいほど「噛む」光景、

MCって何?

よく言われるのは、Master of Celemonyの略。 式典を司る人。まさに司会者。 場合によっては、Mic Comment(マイクコメント)の略として台本に書かれていることがあります。ここで出演者にコメントをもらうみたいな。 私は、MCとは、Main Coodinater(メイン・コーディネーター)だと勝手に解釈しています。 coordinateは調整する、調和を図るの意。 表に立っているけど、実は全体を俯瞰し、出演者のケアをし、様々な場面で会場をコントロール

雨男雨女

イベントで雨が降って「私、雨女なんです」と自慢げにステージで言う出演者がいます。「他の現場でもこんなことやあんなことや・・」と話し始める人。 ファンは笑うんです。 でも出店者関係者は誰ひとり笑わない。 イベントプロデューサーなんて、それを聞いて怒る方もいますからね。もう二度と来てほしくないって。 天候の話は難しい。これも触れなくていい話題だと思います。最高の天気だった場合を除いては。 悪天候のときにこんな風に仰る方がいて、あぁ上手いなと思った台詞をご紹介。 雨だけど

プロフィール紹介は難しい

現場では出演者のプロフィールを当日いただくことも多く、その内容が紹介文ではなくて、パンフレット向きの一般原稿だということがよくあります。 ときには出演直前に手渡されることも。 すらずらーっと並べられた経歴を、そのまま読んでも難しいだけで何も伝わらないので、何をピックアップして、何を強調するとお客様に伝わりやすいかを瞬間的に考えることって大事。 1.クラッシック演奏者に多いのが○○卒業後△△に入学、□□大学院で学び渡米、☓☓××大学で・・と続き、その後に「◆◆に師事」とい

一人称の読み替え

前の投稿の続き的な内容ですが、 渡されるプロフィールって、ホームページやリリース用なので、たいてい一人称ですよね。たまに事務所的な感じで三人称。 こう言い換えましょう。 ○○出身です ↓ ○○のご出身でいらっしゃいます CDをリリース ↓ CDをリリースされました 慣れると特に何も考えなくても、自然とできるようになります。 上の2番目の例ように「体言止め」で、さらに文章が続く場合は、そのまま読んでも違和感がありません。 「今日は力いっぱい頑張ります」などで締めく

影アナが似合う現場もある

先日、3日間に渡る室内イベントのお手伝いをしてきました。 普段は音響さんがいて、私はMCに専念できるのですが、今回は音響兼MC。それに加えて出演者のお迎えや控室案内、セッティングや打合せ、リハーサルもあるので、ステージに上がって喋る余裕なんて全くありません。 学生時代、音楽スタジオでアルバイトをしていて、社会人になってからは自宅レコーディングが趣味だったので、PAについての多少の知識があります。自分でコツコツ買い溜めた機材で、小規模の音響ならさせていただくことも。 つい

違和感のある言葉②

ステージ出演者が発するこんな言葉が気になります 思わず言ってしまう主催者目線の言葉 ①今日はたくさんご来場いただきありがとうございます! ②この後も素敵なアーティストがたくさん登場します、お楽しみに! ③イベントは◯時までです、ゆっくりとお楽しみください これを言われると、その後のMCが実にやりにくい。 とある会社のパーティゲストに招かれたときに①を仰った方がいましたが、さすがにこれには苦笑しました。 上手な方はこう言います ①今日はこんな素敵なイベントに出演でき