制限下で考え得ること

#実践記録  2020/08/25(火)

火曜日のパターンを崩せるか。
起床の感じは,悪くない。
アラーム時刻の30分前に目覚める。
リンパの流れを促進させるため,脇をもむ。
と同時に足裏でゴルフボールを転がす。
氣休めかもしれぬが。

□ アーサー・タイム

子どもたちの感じは…
やはり微妙。
今一つ覇氣に欠ける。
朝学が始まるのが8時10分。
それまでの「時間」の使い方がいまひとつ。
ぼーっとしている子たちもいる。
選択肢の一つもない感じか。

「検定」の場合だと…
私が忙しいとできない。
かといって,プリントは一時のブームを過ぎた。
遅れてSさんやYさんはやっているが(笑)
例年だと「漢字ドリル」を自主的に進めさせていたが…
それもない。
何か考えねば。

□ 朝学

「、」のプリント学習。
大切な言葉の前に,打ち込む。
読みやすさだけでなく「強調」の効果も。

読めば分かる問題。
自分たちで進めさせる。
一つ終わったら私の下へ。
全部で4問。
丁寧に書かれていない,字形が崩れている…
そういった文字は凡てやり直し。
×ではなく「ひげ」を描いていく(笑)

『あらま。ひげだらけ』

ひげが生えないに頑張ろうと呼び掛けている。
今日のキーワードの一つが「ていねいさ」。
意識が変わると,文字が見違えるように変わる。

□ 朝の会

▼ あいさつ
▼ 返事

一人ひとり呼名していく。
一人,完全に腹筋の力を抜いている。
何度やり直しをさせてもダメ。
スイッチが入れ切れていない?

▼ 日付け + 氣温

昨日に引き続き,氣温も。
「差(ちがい)」を問うても,誰一人分からなかった。
続けていけばできるだろうか。

□Ⅰ 基礎

▼ ことわざ

第3弾も,シャッフル。
『どれが一番最初に来るかな?』
皆して,前に出てくる(笑)

後半の方で『まだ読まれていないカードは何でしょうか?』
ヒントを与える。
『漬物』
※正解は「ぬかに釘」

▼ 時計

今日も何度か登場。
教具も使って,自分たちで時刻を創る。
あっ,今おもしろそうな実践を思いついた。
カード,もしくはホワイトボードがいいか。
自身で決めた時刻を書く。
「答え」は裏返しておく。
時計の針を合わせる。
これが「問題」となる。

自由に席を出歩かせて,問題を解きまくる。
ボードをめくればすぐに答えが分かる。
「問題創り」+大量に問題を解く機会も与えられる。
どうだろうか。

▼ トランプ 

10と9の合成分解。
親指と小指も試してみる(笑)
Aさんが文句を言っている。
先週は,一度も拗ねて泣くことはなかったが…
今週に入ってからダメなようだ。
奇跡は毎回起こっていたらキセキでなくなる。
これぐらいでちょうどいいか。

対戦方式の方が偶発性がある分,盛り上がる。
本日は個人戦にて。
使い指の違い程度では,変化に入らなかったようだ。
今一つの食いつき具合。

▼ 腹筋

器械運動の基礎を教室でできないか。
ずっと考え続けてきた。
先週は,熱中症アラームで体育がことごとく中止。

タイヤ跳びで何となくだが実態が掴めた。
腕を中心とした体重移動ができていない子たちが何人か。
手をつけたあと,体重を預けずに離してしまう。
ぴょんと足で跳び越えるだけ。

「椅子」に座った状態から腕で躰を持ち上げる。
列ごとに挑戦。
ナンバー1を決めていった。
ここでもAさんがうまくできずにスネ夫。
それ以外の子たちはできた。
つまり,腕に体重がかかる感覚を知っている。
股の間に手を置かせた状態でもやらせる。
尻をつけないように自然と肘が伸びる。
跳び箱の基礎として有効かもしれない。

書いていて,さらに思いついた。
「棒」を机と机で渡せば…
鉄棒もできるのではないか。
回転系は止すにしても,持久懸垂ぐらいならやれそうだ。
コロナ禍+熱中症という制限の中でも,知恵を絞れば何かできるはずだ。

▼ 音読劇場

国語教科書「上」のこれまでを全て音読していく。
「懐かしい」との声。
2カ月とちょっとだが,かなりの数をやっている。

新出事項とあわせて復習も同時並行でやっていきたい。
最後は,『おおきなかぶ』。
ペースメーカーとして,私も子どもたちと一緒に音読していった。

▼ 検定「いくつといくつ」

試験官は4人。
始める前に,問題の出し方を見せる。
ランダム。
イレギュラーを盛り込む。

休み時間まで続いた。

□Ⅱ 国語科

▼ 漢字スキル

システムをまだ決めかねている。
大方の子たちは自主的に進められるだろうが…
やはり厳しい子たちもいる。
「上」のうちはカッチリといくか。
ただ,スキルのユースウェア通りだとまだ粗い。

 ・読み書き分離
 ・感覚づくり

いずれも「ズラ」して授業を展開していく。
「読み」「書き(指)」「書き(鉛筆)」

一~五。
ポイントは,目をつぶっても指書きできるか。
“自分でチェック”できれば覚えやすくなる。
自分で自分を伸ばす方法を掴ませたい。

えらく時間がかかる…。
差も大きい。
埋める手立てを考えねばならない。
もしくは鍛えるか。

▼ 表現×解釈『かいがら』

前半は,ちょこっと表現読み。
いくつかの点において,この教材のやりづらさがある。
逆にいえば,今目星をつけている教材のよさが際立つ。
ポイントは「その一文をも一人で読むに値するか」どうかだ。
正直『かいがら』の場合は…
弱い。
地の文の描写がひどい。
と,文句を垂れているくせに,読解へ(笑)

・うさぎのこにかいがらを見せる前

物語は,あげるところから始まる。
その“前”についても考えさせる。
おもしろい意見も出るが,全体的に意見の出が今一つ。
雰囲氣もよろしくない。
空氣をつくり切れなかった。
それが分かっているのに,話し合いを続けてしまった…。

「見せる前」と「見せた後」とで対比させたい。

計画に従ってしまった。
想定が甘い。

■ 解釈範囲の程度によって,意見の出しやすさが変わる

広すぎても考えられなくなる。
狭すぎてもつまらなくなる。
ちょうどいいところで切って提示してやらねばならない。
そのことをやりながら痛感した。

□ 業間休み

体育着に着替える。
何人かは外へ。
窓から校庭を覗くと…
うちのクラスだけ(笑)
昇降口までいくと,熱中症アラームの立て看板。
いつの間にこんなものが…。
外遊びと体育での運動が中止となった。

再び私服へチェンジ。
めげずに私は,2人の子と引き連れて体育館へ。
倉庫からあるものを教室へ運び出す。

 ・ミニ跳び箱×2
 ・簡易マット×2

隙を観て,跳び箱やマット運動の基礎作りを行っていきたい。

□Ⅲ 書写

急遽,変更。
しばらく置きっぱなしにしていた書写ノートに取り組む。
3時間分を一氣に扱った。

 ・曲がり
 ・折れ
 ・結び

意識を及ぼせば,文字を綺麗に書くことが出来る。
私の想定を超えていた。
ポイントを外している文字はやり直させる。

先に終わった子たちは,自学。
プリントやら,カタカナゲームなど。

あとで,「曲がり」「折れ」のそれぞれのコツを考えさせてもいいかもしれない。
メタ認知させる。
漢字やカタカナに応用が利くよう,言語化させておく。

□Ⅳ 算数科

▼ 夏休み前までのまとめプリント

さっと解けるので氣もちがいい。
「簡単! 簡単!」
でも,時折間違える。

問題文は,声に出して読む。
ミスを減らす対策の一つ。

時計問題がまだまだ弱い…
「なんばんめ」もひっかけにかかる…
また復習していきたい。

▼ 10より大きな数のプリント

まだ教科書で扱っていない問題を出す。
仕組みが分かれば難しくない。
右側も,ちょいと難問を。
数字の並びの法則性に氣がつけるかどうか。

大苦戦を強いられていた。
最後の問題は,2とび。
彼らの思考パターンにはなかったようだ。
自力で答えに行き着いたのは2人だけだった。

□ 給食

チーム3班。
全員,男。
挨拶はよい。

ビビンバ丼。
校長先生クイズもそれにちなんだもの。

▼ おたよりノート

いつもよりは,文量を少なめに。
ただし,ハートマーク「お母さん,あのね」。
一番長い子で1頁みっちり書いてきた。
ちょっとびっくりした。

□ 昼休み

室内にて。
相変わらず検定者の相手。
じぇんじぇん飽きてくれない…。
図書室の利用と同じく,枠をつくろうか。
この日は,最後の3人衆とか。
本当に鍛えたい子たちがうずもれてしまう。

□ 掃除

私語が多い。
しゃべっている場合は,掃除をやらせない。
『おしゃべりして疲れたでしょ。こちらで休憩しましょう』
『充電できた? よし,今度は頼むよ』

▼ 帰りの用意
▼ さようなら

□Ⅴ 図画工作科(4-1)

今日から絵画に入る。

 A 何かに詰まったもの
 B 何かを目指しているもの

教科書に載せられた作品を分類していく。
そのうえで,自分はどちらを選ぶか。
緻密な作業が始まった。

4年生ぐらいだと言葉が伝わる。
ここでの出授業は,別世界のよう(笑)

□Ⅵ 委員会活動「放送」

5・6年生は,前に受け持っていた学年だ。
ザ・ホーム感(笑)

くだらないことも真面目なことも本氣でできる。
互いの人間性も知り尽くしている。

 ① 放送原稿の読み合い
 ② 放送原稿の見直し

①は,6年 → 5年の順で一人ひとり読ませた。
即座にコメント。
ちょっとずつ指導。
次の子たちがバトンを受け取って,意識して読んでいるがよかった。

②は,コロナ禍にあわせて。
どのタイミングで何を言うか。
今一度,各時間帯の原稿を皆で見直していった。

□ 放課後

▼ ケース会議

前担任として。

▼ 事務処理
▼ 教室整理
▼ 明日の構想
▼ 教材づくり

ミリ単位の微調整の末…
まだ完成せず。

3校時過ぎあたりから,どっと疲れが出てきた。
ちょっと自分でも驚いた。
校内の様子を訊いたり,観たりしていても…
全体的に疲れが見えているようであった。
校長先生も児童指導主任も眠そう(笑)
その他の先生方も。
各学年の子どもたちにもいろいろと歪が出ていたようだ。
うちの子たちの状態にも納得。

さて,ならばどうするか。


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