無限列車に乗るまで
#実践記録 2020/10/16(金)
運動会モードに順応せねば。
“想定”の甘さが今週は出ている。
無限列車に乗るまでに,一波乱,二波乱。
今朝の乾燥は,キツい。
鼻腔の奥から喉にかけて痛む。
いつも温暖湿潤ならいいのに…
インドネシアかマレーシアにでも移住をしようか(笑)
秋空に,立ち込み始める冬の氣配。
□ アーサー・タイム
動きに,今一つ精彩を欠く。
運動会練習期間は,朝のうちに着替える。
ここでのスピードも今一つ。
今の先に何があるかが観えていない。
だから,行動が加速していかない。
着替え終わった子たちから検定の準備。
□ 朝学
計算検定を2回分行う。
・ひき算
・10より大きい数の計算
100点でなかった子は2人。
一人は,「=」のつけ忘れ。
もう一人は…
計算そのものが怪しいJさん。
理解力に乏しいところがある。
すっと概念が入らない。
あれ?! っと,抜ける。
また個別で対応していこう。
検定用紙の綴じる順がバラバラ…
①~⑦まで揃えさせる。
……時間を要する。
1枚1枚ファイルに綴じているからだ。
何枚かをまとめて一氣に穴を通すやり方を教えた。
遅い子たちにこそ,生活の知恵を。
□ 朝の会
▼ あいさつ
一人ひとりにやらせたいところだ。
▼ 日付け
▼ 今の時刻?
午前8時27分
『分かった人は,立ちます』
『次に午前何時何分にあるか分かった人は座ります』
『こっそりと近くの人と何時何分か確かめてごらん』
8時30分まで,こういったやり取りを繰り返した。
『ほら,針が動く瞬間を観よう。さあ,そろそろ動くかな』
「あっ動いた!」
「今,8時29分だ」
▼ だじゃれ遊び
さらにイラストを加えた。
意外性のあるものを(笑)
スライドが切り替わる度に,歓声が上がる。
仏像を,ぶつぞう
「ぶつぞう」の台詞に,怒った人の顔を載せる。
その他…
・笑った顔
・問いかけるような顔
・辛がっている顔
・叫んでいる顔
など,表現につなげる狙いのもを入れ込んだ。
極端なリアクションをとるところから。
ならば…
『この言葉を,こういう顔で言ってごらん』
の方がふり幅が出て,おもしろいかもしれない。
台詞をダジャレをかけ合わせつつ。
□Ⅰ 基礎
▼ 四字熟語
本日も,「全隠し」。
スライドには,イラストもついている。
子どもたちとしては…
「イラストも隠して!」
パワポに修正を加えるか,テレビ画面を直接覆うか。
彼らが求めているなら,それに応えよう。
▼ 10マス計算
あれ…
実物投影機の調子が悪い。
画面に映し出されたマス計算が,ぼやけている。
見えづらい。
ズームもきかない。
『よし,今日はテレビ画面に映すのやめ。耳に“全集中”』
いつもなら,Sさんは画面に釘づけ。
しばらくは反射的に顔を向けていたが…
見られないと分かると,耳に集中し出した。
実物投影機の不調に感謝したい(笑)
Yさんもついてこれていた。
より「聴く」力を高められるかもしれない。
11~15の合成分解。
▼ 5マス計算「11~20の合成分解」
ひたすら問題を解き続ける10分間。
私は,いつも通りSさんのもとへ。
正直,全体の様子が分かっていない(笑)
ただただ必死にSさんとの二人三脚。
拗ねやすいRさんが50題を2分でできるようになったら…
タイムで区切って取り組ませてもいいかもしれない。
しばらくは今のままでいいか。
人と比べようとする意識が薄まる。
いい意味で自分に集中できている。
▼ カタカナ
高速指書き。
『左手から右手のどちらかを選んでごらん』
いつも通りに利き手を選ぶにしても…
選べることの喜びがあるようだ。
個人でやらせているので,雑になっている子も何人か。
本日の宿題は,カタカナのなぞりと写し書き。
ここらで丁寧さを入れる。
「2文字カタカナ」の書き込み。
鉛筆の先から煙が出るほどのスピード感はない。
べらべらとアイデアを出すわりに…
書く量は大したことがない。
途中,相談タイム。
『カタカナで書けるものなら,何を書いてもいいです』
後半は制限を外す。
思いついたものを書きまくる。
これでも,鉛筆のスピードはまだまだ。
▼ 漢字スキル
新出漢字の空書き。
覚え方を今一度確認する。
漢字はパーツの組み合わせであるという認識は育ちつつある。
指書きのやり方も確認する。
「目を閉じても机上に書ける」ことをゴールである。
躰で覚える。
5文字。
数の多さと形の取りづらさで,時間内に終わらない子たちもいた。
□Ⅱ 運動会練習
1・2年生の合同練習。
だるま運びの並び方から確認する。
入場門は,取り付け作業中のため…
使えない。
少し前に集めて,整列を促す。
…全然並べない。
2年生もダメ。
1年生も駄目。
結局,控えていたメモやら写真やらで先生方で確認。
密を氣にしなければ,覚えさえる手段はあったのだが…
現状では,対応が後手後手。
整列
入場
競技
退場
入場
音楽も流しながら行った。
途中,スタート地点の勘違いにつき並び順がおかしい。
さらに,西と東とで人数配分がおかしい。
いろいろと問題もあったが,30秒前に終了。
副校長から「もっとソーシャルディスタンスを」の合言葉。
入場門からはみ出したまま並ばせるように決めた。
また,待機場でも間隔をあけられるよ工夫。
□ 業間休み
片付けやら相談やら…
その後は,Sさんの紹介状の修正,帰りの支度。
まともに休み時間が取れない。
子どもたちからの提出物を観る暇がない。
授業時間にまで食い込むのも痛い。
□Ⅲ 音楽科
音楽室へ移動。
▼ 鍵盤ハーモニカ
昨日,ドレミファソラシドのシールを貼った。
※これまではドのみ貼っていた
申し出て来た子たちのみ。
うーん,今日の感じだとまだ必要そうな子がいる。
手を挙げたか。
幼稚園や保育園の時にやっていた子とそうでない子の差…
初めての子たちがまだまだ苦戦している。
ミニ先生をつける。
ある水準までは,学び合いの方が効率がいい。
私が黒板前に立ちながら“全員”を救えるほど教育は甘くはない。
その子の側にいって,寄り添いながら教えた方が上達させられる。
『日本の国旗』
まずは,この曲をベースに。
▼ 声出し
音楽室なので,リミッターを外して声を出す。
あいさつリレー。
わずか1日で声が洗練されている。
迫力が違う。
声が出る順に並べさせている。
子どもたちは,並び順への関心が高い。
逆にいえば,大事な点にはまだ氣がつけていない。
先頭の子からしばらくは全力が続くようになった。
自然とリレーになっている。
後半は…まだまだ。
昨日は,「おはようございます」「こんにちは」だけでなく…
「ごめんなさい」も(笑)
「おあおうおあいあう」
声を出さずに,口の形をマネさせる。
『どう? 顔が痛くなった?』
画面の筋肉を使わせまくる。
スイミーの台詞を一人ひとりに言わせていくようにもした。
“出て来いよ。みんなで遊ぼう。おもしろいものがいっぱいだよ”
“ぼくが目になろう”
微妙に一人ひとり違うのがおもしろい。
▼ 歌の発声練習
私は椅子の上に立って指揮をする。
意識を上へと持っていかせる。
どうしても胸から喉に響かせるような歌い方になる。
あの手この手を使って,意識を上へ。
口の開け方。
のどの開け方。
そのうえで,何度も何度も歌う。
□Ⅳ 国語科
▼ 計算プリント
まだ1分切りできていない子たちがいる。
繰り上がり・繰り下がりがないプリントでこれでは…
来週,強化週間にしようか。
▼ 音読『いろいろなふね』
一人ひとりの音読をチェック。
一文ずつリレー読み。
・声量
・すらすら
各3点で点数をつける。
1巡目は,絶対に満点をやらない(笑)
その後の練習ががらりと変わるからだ。
“意識”すべき点が明確になると…
読み方も自ずと変わってくる。
途中,用事があって職員室へ。
なるほど。
こうやって職員室まで声が響いているのか(笑)
★我がクラス 1年1組 階段下倉庫 昇降口 校長室 職員室
▼ 読解「いろいろなふね」
漁船と消防艇についてまとめる。
漁船は,一緒にやっていく。
テレビ画面に私が書いた文章も見せる。
消防艇は,自力でやらせるようにした。
答え方の語尾まで意識させる。
できた子は挙手。
合格をもらった子たちは色塗り。
来週は調べ学習。
□ 給食
チーム3班の最後の仕事。
▼ おたよりノート
□ 昼休み
開閉会式の練習。
※係の児童のみ
…長引く。
さらに放送器具の片づけが大変だ。
効率化をはかる仕掛けをせねば。
5時間目のスタートに食い込む…
□Ⅴ 国語科
▼ 計算プリント
提出物をほとんど見られていないので,観させてもらう。
子どもたちは自主学習タイム。
私が来る前からできていたら,さらによかった。
私自身も,そして子どもたちにも想定させておきたい。
▼ 表現読み『スイミー』
昨日撮影した動画を見せる。
一文ずつリレー。
編集しておいた。
一人ひとりの表情まではっきりと見える。
止めながら,コメントを入れる。
先日,占い師にも言われた。
言うことが鋭すぎる,と。
普段は押さえているが…
遠慮しないでいうと,言われた相手の心が冷えてしまう。
どうせなら“勇氣の出るようなコメント”を。
相手も氣もちよくすればいいというわけでもない。
真実の伝え方を,工夫するということ。
その後の練習。
やはり変わる。
適切に評価されるからこそ,何を意識すべきかが分かる。
自分の姿も映像で観ているので,コメントの意味もよく分かったことだろう。
また一人ひとり撮っていく。
時間がなく,途中で終了。
昨日よりはいいが,まだまだ成長できる。
▼ 歌を少々
Rさんがずっと拗ね続けている。
動画を観ていた時に,止めたタイミングがヘンな顔になってしまい…
皆に笑われてしまった。
そこまでは想定できなかった。
その後も尾を引き…
帰りの用意は皆で手分けしてやる。
昇降口まで連れて行く。
迎えに来ていた母に伝え,引き渡す。
□Ⅵ 図画工作科(4-2)
10分も遅れた…
授業開始時刻に始まれない…
後手後手。
版画の下絵。
テーマは「鏡の中の私」にした。
子どもたちからは不評(笑)
自分自身をあまり描いたことがない。
恥ずかしさもあるようだ。
今回は“あえて”これでいく。
□ 放課後
▼ 事務処理
運動会関係。
その他。
定時に上がる。
映画館へと急ぐ。
「無限列車」に乗車完了。
感無量。
帰りがけ,最寄りの駅で6年ぶりにある先輩と再会。
30分ほど立ち話。
この先輩には,随分と優しい言葉をかけて頂いた。
「好きなことやりな」
今も私が思いっ切りやれる原動力になっている。
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