教育相談週間START

#実践記録  2021/06/14(月)

土日は,ゆるりと。
研究,読書,映画鑑賞。
菅田将暉主演の『キャラクター』が公開された。
主人公は,サスペンス漫画家。
めちゃくちゃ絵は上手いのに…
魅力的なキャラを描けなかった。
周りからも「致命的だ」と揶揄され…
本人も「才能がない」と漫画家から足を洗う決意をする。
だがある日,本物の殺人鬼と出逢って彼の人生が一変する。

人によって,行為によって,その人の中に眠るものが引き起こされる。
“感化”されることで人はその人になってゆく。
先日の発達障害に関する研修でも…
「環境によって自閉傾向は強まる」という話が出た。
本人の意思に関わらず,良くも悪くも環境に影響される。
ならば…
我々大人は,「環境」を変えたり選んだりすればいい。


今週は,教育相談ウイーク。
クラスの子たちと1対1で話をする。
業間休みが長くなる代わりに,他の時間が短縮もしくは省略される。
このスタイルで躰を慣らさせたい。


5時30分ごろ起床。
今日の構想の続きを立てる。
昨晩の寝る直前よりはるかに頭が回る。
思考系は,朝の方がよい。
A4用紙に書きまくる。
氣になった点は,ノートへ書き込む。

□ アーサー・タイム

教室にて一人ひとりを出迎える。
息をちゃんと吸わないと…
挨拶をしている途中で,息が切れる。
はふっと(笑)
ふいをつかれ,空氣残量わずかな状態で声を出すとそうなる。

子どもの挨拶を聴いたら,まず息を肚に溜める。
それから解き放つ。
しっかりと受けてから,返す。
今日は意識的に息を吸うようにした。

1人お休み。
ここのところ,なかなか全員集合できていない。
予定を変える。

□ 朝の会

まだ支度が済んでいない子もいるが…
号令をかける。

▼ 挨拶
▼ 日時
▼ 1日の予定

教育相談があること。
今朝の氣温と水温なら,水泳も入れそうだということ。
その他。

□Ⅰ 基礎

▼ 慣用句フラッシュ

もう少ししたら…
班ごとか,子ども同士で問題を出し合えるようにしたい。

上の句を私が読む。
書かれていない下の句を子どもたちが答える。

『首を!』
「ながくする!!」

▼ 輪郭漢字フラッシュ

食べ物編。
イラスト付きのものを見せる。
あたかも漢字を読めてしまう。
ここから…

というところで,養護教諭が教室へ。
Yさんが今日も尿検査のボトルを持ってきていないことへの対応。
4回目も駄目だった…
保護者へ連絡をする。
それぞれが自分の持ち場で頑張れればいいのだが…
まだ学校に居るYさんの方がなんとかできる。

この間,列ごとに音読練習をさせておく。
「あひるのあくび」

▼ 音読「あひるのあくび」

一斉に声を合わせて読む。
まずは,圧倒声…
といきたいところだが,なかなか着手しきれない。
合法的に短時間で声を出させる術を考えたい。

「リピート読み」を選抜制にしてみようか。

▼ 説明文『どうやってみをまもるのかな』

最後まで追い読み。
ただし,「○読み」で行う。
※これまでは「、」でも区切っていた。
リズムが変わり,ちょっと戸惑っていた子も。
説明が足らなかった。
ネーミングをつけて認識にあげないと…
今後も同じ過ちを犯すことだろう。

▼ 説明文「どうぶつのみのまもりかた」

別の教材を持ちだす。
私の方で読み聴かせをする。
前半の2段落は,教科書に対応している。
 
 ・アルマジロ
 ・スカンク

段落を読み聴かせした後,発問。

『こうらをまるめる動物は何ですか?』

聴いていなくても分かる問題。
第3段落はちがう。
初めて登場する動物「ヤマネ」である。

『しっぽを切って身を守る動物はなんだろう?』
えっ?! という顔をしている子たちもいる。
得意氣に手を挙げているのは1/3。
もう一度読み聴かせする。
今度は,注意深く私の音読に耳を傾ける。
次は,2/3ほどが手を挙げる。

『念のために,隣の人とこそこそ話で答えを確認してごらん』

三度目の読み聴かせ。

実際にヤマネの写真を見せる。
可愛い~!!
尻尾を切れるのは,人生で一度切り。

▼ ちいさい「ゃゅょ」

 かいじゅう
 ひゃっぴき
 ちきゅうの
 うえで
 ちゅうがえり

音読後,発問。
『小さいひらがなは全部でいくつあったでしょうか?』

答え合わせと称して,先ほどの詩を視写させる。
小さいひらがなが出てくるごとに赤で○をつける。
正解は,全部で5個。

▼ 動物の仲間

まとめて呼ぶ言葉の前提づくり。
動物続きできたので,知っている動物を書き出させた。
①②と箇条書きで。

5分間でいくつ書けるか。
『今,自分が書いた動物の中で,一番強いのはどれだと思う?』
『なぜそう思ったのかも友達に伝えよう』

自由に出歩かせて,交流タイム。
アドリブで考えた展開だが…
おもしろい流れだ。

 ・列挙
 ・観点に沿って選択
 ・理由

対話が促進される。
自席に戻らせた後で,先ほど選んだ動物の番号に赤○をつけさせる。
「なぜなら」の書き出しで理由を書く。
終わった子たちから休み時間。

□Ⅱ 算数科

▼ 5マス計算「2~10の合成分解」

本日も4分制限にて。
何人が合格できるか?

1回目は,12人。
2回目は,11人。
間に練習タイムをとったが1人落ちてしまった。

何人かは惜しいところまで来ているが…
まだまだな子も多い。

▼ ひき算の文章問題

初回からお話づくりを想定させる。
私の方で事前に配っておいてもいいな。
2問,ノートにまとめた。

▼ 5とびなど

 ・5とび
 ・2とび
 ・10とび

これらもノートへ。

□ 業間休み

教育相談。
一人ひとりと。
今回はなしを聴いた子の中に,重大な悩みを抱えている子はいなかった。

ある子は学校が「たのしくない」に○をつけていた。
理由は,勉強がきらい。
算数は,まだ速く解けないからだそうだ。
国語は,文をうまく作れないから。

昨晩はNHKで「若ものたちに死を選ばせない」という特集を観た。
衝撃的な結果を突きつけられた。
10代の自殺原因で最も多いのは,不詳。
要するに,なぜだか分からない。
30.8%。
次に多いのは,なんと「学業不振」だった。
これが全体の10.5%を占めた。
「進路に関する悩み」「親子関係の不和」「いじめ」よりも多かったことに驚いた。
「学校」で生きていくのに学力は切っても離せない。
よほど割り切れる子なら関係ないだろうが…
フツーの子たちは氣にする。
それが,死にまで直結してしまう。
学力向上は,命を救う。
大げさでも何でもなく,まぎれもない事実だ。

さて,この子は「先生が嫌い」にも○を。
理由を尋ねると「ひげ」(笑)
でも,それを「可愛い」とも言っている。
もうなんだかよく分からない。
女性に年齢は関係ない。
1年生でも,複雑な? 心境を持ち合わせている(笑)

□Ⅲ 体育科

なぜか,1組は休み時間のうちの出発していった…
業間休みが長くなることを知らなかったようだ。
今回はクラスごとに指導する。

▼ 着替え
▼ 準備運動
▼ 水慣れ

学級単位なので,テンポを上げて。
当面の目標は,「水に潜れるようにする」こと。
これができないと…
何も始まれない。

今日は,フロアマットの上で「わに歩き」をする機会を多くつくった。
足はぷかっと浮かせて,手だけで進む。
自然と顔に水がかかる。
これを狙っている。
また,ジャンプして前に飛び込ませることも。
まずは私が楽し氣にみせる(笑)
乗ってくる子が少ない(笑)

『ジェットブースターをやりたい人?』

私が手を引いて,ものすごい推進力で前に進むというもの。
もう力技に入った(笑)

後半は,自由時間も。
ここでは,何人もの子を投げる(笑)
とにもかくにも水に慣れる。
「潜る」ことを目指しつつ,「浮く」感覚も同時並行でつけさせるように授業を組み立てていきたい。

Yさんは,またも押印なし…
プールに入れない彼は大変である。
貝殻のおもりをばらまく。
プールサイド中をふらふら…
水泳指導をしていればこんなことにはならないのだが。
保護者の方よ,頼みます。


着替え。
まだまだ時間がかかる。

□Ⅳ 国語科 ×算数科

▼ ザ・作文

本日も五味太郎さんの絵本より。
場面は,「公園」。
資料をもとにひたすら文を作りまくる。

もう一工夫,二工夫ほしいところ。

 ・使った動詞に○をつける
 ・同じぐらいの実力者と競い合う

2個目には弊害も生まれる。
1個目とてそうか。
動詞を使えばいいのなら…

 ぼくがおどろく。

こういうつまらない一文を連発する子も出るだろう。
「サンドイッチしよう」
主語+目的語+述語の形で書かせるようにする。
本日も何度か触れた“詳しく”書く。

『目に浮かぶように書こう』
『初めて読んだ人でも想像できるように書こう』
…なんと言ったら伝わるだろうか?
『どうやってやっているのかが分かるように書こう』
子どもの反応を観ながら考えるしかないか。

ここでも列挙からの選択が使えるかもしれない。
『一番様子が分かるように書けた文はどれ?』
それを清書用の紙に書かせる。
ていねいに。
貼り付けて,印刷。
活動そのものをアクティブにするには…

2人で1枚の紙を観させるのはどうだろうか?
印をつけていって,全部なくせるようにする。
主語+述語であれば,線で消す。
目的語も合わせられれば,○で囲む。
互いに見合いながらああだこうだと相談できる。
かつ,全部消すことが目的なので…
協同戦線を張れる。

問題は,組み合わせ。
ペアの方が紙は見やすいが…
対話が促進されにくい。
組み合わせによっては。
3人が妥当か。
紙を回し合うような形になりそうだが,対話は活発になるだろう。
3人×10グループ。
同じ紙に違う色を使って,印をつけさせていくようにする。
見事に全てに印をつけられたら…
仲間と同じ文を書くことができる。

ルールは決まってきた。
大事なのは,誰と誰を組み合わせるかだ。
本日分の一人ひとりのページ数は記録済み。
これを基にチームづくりをしていきたい。


本日で,ノート1冊目が終わった子が半分を超えた。
トップは,2冊目も終了。

▼ 計算プリント「たし算・ひき算」

本日もタイムアタック。
記録発表。
…ここにも苦戦している。

□ 給食

チーム5。
相変わらずよい働きっぷりだ。
にくじゃが。
ビーフシチューのなれそこない。

□ 昼休み

残っている子たちの何人かと教育相談。
本日は8人で終了。

□ 掃除
□Ⅴ 算数科

▼ 手紙の配付
▼ 計算プリント

リベンジ・マッチ。
ようやっと午前と午後とでやれるだけのユニットになった。
たし算50題を2分制限で。
合格者は,10人。
33%。

その後は,ひき算の特訓。
口頭での検定も。
ようやっと全クリが2人。


今週の重点は,計算力アップ。
努力が結果につながる感覚を得させたい。

□ 放課後

▼ 下校指導
▼ 事務ワーク

丸付けするものが多い…

 ・算数ノート
 ・国語ノート
 ・ひらがなプリント
 ・算数プリント×2

算数プリントの方は,子どもと一緒に○をつけよう。

▼ 実践記録

珍しく学校にて記録を書く。


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