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素材サイトでDLした画像は社内で共有してもいいの?

この記事は素材を使うときに、著作権にひっかかって困ったことにならないようにするため、著作物の二次配布について書いたものです。法律ではどうなってるの?という疑問に答えていきます。

著作権法における二次配布

素材サイトから購入した画像、すごくいいものだから社内で使えるようにしたい。そういった二次配布って法律的にどうなのか気になるところです。

この二次配布、著作権法では「自分で使う以外に家族内に準じる範囲内であればコピーしたものを共有していい」とのことで、この範囲が友達となると微妙になってくるようです。そもそも素材を作る側がクリエイター同士での共有という使い方をしてほしくないことが多いと思いますし、法律の見解でも社内も含めビジネス上での共有は好ましくないようです。

ただし、この二次配布はサイトによって対応が違うようです。社内での共有OKという規約であれば問題ないですので、そのサイトの規約を読んで確認することが大事です。不安な場合はサイトに確認してみるのがよいと思います。

弁護士によって見解が違うことも

二次配布について弁護士のお二人からお話を聞いたところ、この件については概ね意見が一致していたのですが、法律を照らし合わせてもどっちかわからない場面では弁護士さん同士の見解が異なるようです。
法律はある程度の判断の幅をもてるようになっており、裁判などの仕組みがあるのはそのためだそうです。

※この記事は、ローカル素材サイトMAST主催のイベント「制作トラブルを回避する著作権のこと 」において、弁護士である「デザイナー法務小僧」さんとのお話を基に作成しました。

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