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自分のために使える時間ってあとどれくらい?

ふと考える。大学生のうちに自分に使える時間ってどれくらいだろうかと。

思い返せばコロナ真っ只中に入学し、それでも自分なりにやりたいことや目標に向かって生活を送ってきた。そして気が付けば大学生活も残り1年。

人生の夏休みと比喩される大学生のうちに自分のやりたいことに使える時間ってどれくらいあって、自分に残された時間はあとどれだけなのだろうかと考える。
ちょうど一年前に自分の頑張り次第でなんにでもなれる。どこへでも行けると思っていた。そしてそれと同時に、そんな何者でもない自分が何者にでもなれる最後の年だとも感じていた。

就活も去年の6月から始めて、気が付けばもう8か月近く経過した。なんにでもなれる。どこへでも行ける。そう思っていた自分が、こうなりたい、ここへ行きたいと目標を定めてそれになろうとする時間が就活のような気がする。

未来の自分の居場所を自らの手で探し、こうなりたいと必死に探すのはどこか楽しくもあり、もう何者にでもなれなくなることを寂しくも感じた。
そうはいっても内定をもらうためにただがむしゃらだったし、それ以外のことはあまり考えられなくなっていた。
自分の趣味や、やりたいこと、行きたい場所、したい勉強。それらを後回しにしないといけない。頭の片隅に常に就活のことがある。そんな空気感もある就活であった。

しかし、一旦就活がひと段落したタイミングで、自分に使える時間ができたときに、自分のしたいことに使える時間って本当に贅沢だなと感じた。
就活をする中で毎日のスケジュールに就活関連のことが入り、毎日2社以上の面接をして、企業分析をして、エントリーシートを書いて、とにかく時間がない中で、時間に追われる生活をしていた。そんな生活からいったん離脱してみると、時間をかけて何かをするって本当に贅沢だし、時間を使う事こそが大学生の自分にとって一番大切なことだと感じた。

忙しいからこそ、ゆっくりと、本を読む時間を作る。映画を見る時間を作る。自分の趣味に費やす時間を作る。
莫大な時間を消費して何かをできるのは大学生の特権であるようにも思えた。
もう一度惰性だと思われるかもしれないが就活をする中でどれだけ忙しくても今度は自分のために使う時間を持とうと思う。



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