樺羅
ふわっとしたこんなの作りたいなーってだけのゲーム案
まず大前提として私の母親は個人で美容院を経営しています。 母親と従業員(女)一人の小さな美容院です。 私は生まれてから21年間母親が髪の毛を切ってくれていました。 なので母親の店以外の美容院を知らないんです。 そんな私が今年、下洛しました。 そしてもうすぐ本格的な夏が始まります。 こっちに引っ越してきて駅の周りを探索して美容院を何件か見つけたのは良いのですがここからが問題です。 まずどうやってお店の中に入ればいいのか分からい・・・ え?そんな事?と思われるかもしませんが私は
お題「サンドイッチ」「リゾート」「雨」 日本の六月は梅雨と呼ばれ何日も雨が降り続く。湿度が上がりジメジメするし、洗濯物は外で干せず部屋干しの嫌な臭いがまとわりつく。この季節を好きだという人はあまり聞いたことがない。皆、雨のジメジメから逃げるためにインドやベトナム等、六月に雨の降らないところに行ってしまう。私はそれが少し残念だと思った事が有る。なぜなら日本には梅雨の期間にしか咲かない花がいっぱい有るのだから。 梅雨の代表といえばアジサイ、機関車に乗りながら線路脇に植えられ
ルール 単語を書いた紙を箱に入れ3枚⁻ 書いてる単語でショートショートを書く! 制限時間1時間 単語は定期的に補充します! 体調不良とかでできなかったら次回二本やる!
目の前の自動ドアが開く。室内に充満した空気が外に出ようと押し寄せ、それと同時に鼻を衝く嫌な臭い。私はこの匂いが大っ嫌いだ。 この病院という場所は薬品の匂いしかしない。こっちの部屋では鼻が痛くなるぐらいきつい匂い。あっちの部屋では鼻がスース―するメンソールに似た匂い。ここに居る奴はみんな鼻が馬鹿なんじゃないか? 白い制服に身を包んだ白衣の天使という名の悪魔に招かれて、小さな一人部屋に案内された。今日から私は入院する。来週、私の手術が決定したからだ。 案内された部屋は何も
お願いだから泣きやんで、その時の私はそう願うことしかできなかった。 七月三十一日金曜日、家にいるのは私と赤ちゃんの二人だけ、そして鳴り響く赤ちゃんの泣き声。声の主は姉の子供、生後三か月が過ぎたぐらいだ。 なぜこんな状況になったかというと赤ちゃんの母親である姉が遊びに行ったからだ。そしてなぜずっと泣いているか、私が何もできないからだ。おむつを替えることもできなければミルクを作ることもできない、あやすために抱きかかえようとすればさらに泣かれる始末、泣きたいのはこっちの方だ。
「黒斗(こくと)さん。あなたいつまで残っている気なの、いい加減自分の置かれている状況理解したら」 彼女はそう言って部屋を出て行った。 ここは私だけの秘密部屋……だったらよかったのに、ここは美術準備室。書きかけのデッサンや彫刻途中の丸太などが所狭しと置いてある。それに準備室は校舎の片隅にあるし運動部や吹奏楽部の騒音もここには届かない、こんなところは美術部の人間でもそうそう来ないし絶好の私だけの作業部屋。今しがた来客があったが気にせず話を聞くふりをして作品制作に取り掛かる。 い
こんなの作りたいってだけの案その① 結構ふわっとしてるから固めたい・・・ -------------------------------------------------------------- プレイヤー側とエネミー側を選べる 基本は男女だが性別が同じでもプレイ可能 対戦プレイ プレイヤー視点とエネミー視点 ※対戦プレイの場合ストーリーは見れず弾幕のみ 一人プレイ プレイヤー視点とエネミー視点選択可能 プレイヤー…エネミーに見つからないようにストーリーを進め
「兎にも角にも、大変だったのだよ少年」 「あぁ、そうか」 「あぁ、そうだ」 「君は何がそんなに大変だったんだ?」 「聞いてくれるか少年よ」 「面白ければ聞いてやろう」 「そう言うな少年よ」 「そうだな・・・ならばこうしよう、その話を聞いたなら僕に何かおくれよ」 「何かとは何だい少年」 「それは秘密に決まっているじゃないか」 「もったいぶるなよ」 「そっちこそもったいぶるなよ、さぁ僕に君の話を聞かせておくれ」 「ふむ、そちらも気になるところだが先きにこちらの話を話そうか」 「さ
「弟よ、お腹が空いたわ」 「知らないよ、なんで僕に言うのさ」 「そこにあなたが居るからよ、だから食べさせて」 「意味が分からないよ、そして食べようとしないでよ」 「冗談よ、さすがに実の弟を食べたりしないわ」 「そういってこの前食べたの誰だよ」 「ごめんなさい、昔のことは忘れたわ」 「昨日なんだけど・・・」 イギリスの首都ロンドン、そこにある教会のほとんどに墓場がある。外国の墓地は日本みたく派手で大きくはなく、墓石が有るだけのシンプな創りでできている。 埋葬方法も焼いてから埋
まっくらくらな時の中。 カランコロンと音がなる。 どこからともなく響く音。 まっくらくらの闇の中。 娘子(むすめご)ぽつりと居(お)りました。 ひとりぽっちで居りました 右も左もわからない。 上か下かもわからない。 あるのは闇と娘子と。 闇の中から声がする。 ぽとりぽとりと声がする。 幼き声がどこからと 無邪気に笑う声がする。 「鬼さんこちら手の鳴る方へ」 カランコロンと音が鳴る。 どこからともなく声がする。 女童(じょどう)の声が呼んでいる
京都出身、東京在住物書きの卵。 ショートショート書くのが好きです。 定期的に更新していきたい。