Friends
あなたの友達は誰?
こんな質問をされたら
(こんな質問されることって現実であまりないけれど)
ジミンさんは テヒョン って答えるだろうし
テヒョンさんは ジミン って答えるんだと思う。
2人にとってこの質問の答えは 一生変わらないもの ではないだろうか。
BTSを好きになって たくさんの曲に救われて、7人それぞれの積み上げてきた関係性に惹かれていった。
その中で特に微笑ましく思えたのが クオズ の2人。
綺麗な旋律で
とお互いの関係を堂々と歌い上げる2人の関係は唯一無二だ。
2人の素敵な関係性を見ていると、こんなにも心を動かされる友情があるのか と感動して、心が少しずつ浄化されていくようでとても心地よかった。
一方で とても悲しい気持ちにもなったりした。
幼かった時、クラスの友達よりも距離感が特別な友人がいた。言ってしまえばかなり難しい子で、どう頑張ってもいい関係になることができなかったし卒業を機に殆ど連絡を取らなくなった。かなり長い間、そのことがコンプレックスでふと思い出しては、その友人を理解することのできなかった自分の幼さや不甲斐なさ、友人に対する怒りや悲しみが処理しきれないでいた。
一時期SNSでよく目にした、bff や bestie に当てはまるような友達は私にはいなかった。それでも、心を開いて一緒に楽しい時間を過ごすことのできる友達はいたし、表立って親友と言える存在がいないことに悲しくなったりしたこともなかった。そもそも、友達と常に連絡を取り合って生活のほぼ全てを共有するような関係の築き方は私には考えられなかったし、物理的にも精神的にも近い距離感の友達の必要性を感じていなかった。
それなのにどうだろう。
ジミンさんとテヒョンさんを見ていると、Friendsを聴いているとなんだかとっても羨ましくて羨ましくて、遂には悲しくなってしまうのだ。
その悲しさの原因は
私に 親友 がいないからだと思っていた。
でも最近は、私に親友がいないことが寂しさの理由ではない気がしている。
ジミンさんがテヒョンさんに向けた一言がとても印象的だった。
チームの中でお互いが自分にとって唯一の同い年で、自分にないものを持っている大切な友達。理解したい、理解して欲しい、という気持ちが先行して時には分かり合えない寂しさとかもどかしさを抱えながらも、それでも思いやりや気遣い、優しさをを忘れずに些細なことでも喧嘩をしては仲直りをして、理解したい、理解しようと努力して、2人だけの特別な関係性を築いてきたんだろうな。
ジミンさんの一言は、私にそんなことを想像させた。
ジミンさんとテヒョンさんを見ながらそんなことを思っていたら、果たして私は思いやりや気遣いを持ちながらあの友人に対して接することができていただろうか?と考えるようになった。
当時は私もその友人も精神的にかなり幼かったし、きっと理解したいという気持ちよりも理解して欲しいという気持ちがかなり大きくて、そこに思いやりや気遣いなんてかけらも存在していなかったのだと思う。
そのことに気がついた瞬間
とても悲しく、とても寂しく思えた。
そう気がついてからは、この人と仲良くなりたい、いい関係を築いていきたいと感じた相手には今まで以上に意識的に思いやりと気遣いを持って接するようになった。
ジミンさんがテヒョンさんを心から理解するように
テヒョンさんがジミンさんにそっと寄り添うように。
決して2人のようにはなれないし、soul mateと言い合えるような相手は現れないかもしれない。
それでも、一緒に大きな壁を乗り越えることができて、私にとって とってもとっても大切で、心から幸せになって欲しいと思えて、よぼよぼのおばあちゃんになっても笑い合っていたいな。心からそう思える友達と出会うことができた。
私にとってその友達が親友なのか、相手にとって私は親友なのか。それは正直よくわからないし敢えて確認し合う必要はないと思う。
ただ、かけがえのない友達 ということは確かだ。
そう思える友達ができたのは冗談抜きに、ジミンさんとテヒョンさんの存在が大きいと思う。
アイドルとファンの間には現実世界では絶対に交わることのない一線が引かれていると思っているけれど、大好きなアイドルたちは一人の人間として世の中を生きていく上で 本当に大切なことは何か を教えてくれる。決して手が届くことはないけれど存在を身近に感じさせてくれる大切な人たちだ。
ジミンさんとテヒョンさん
言葉だけでは言い表すことのできない深い深い絆を見せてくれてありがとうございます。2人のおかげで、相手を気遣うことができて、相手に優しく接することができて、大切なものを手にすることができました。
きっと2人の関係を一生見続けていくことはできないけれど、ジミンさんとテヒョンさんがずっとずっと笑い合いながらそばにいられる幸せな未来が続きますように。