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2024年12月15日:クリスマスの戦場
・エレファントヘッドという小説を買った。私の大好きな小説家の品田遊先生と伊坂幸太郎先生お二人が絶賛しているんだから買わない選択肢はない。今から読むのが楽しみだ。
・中学からの友達と遊んだ。久しぶりすぎてなかなかぎこちなかったが、話すと一瞬であの頃の空気感に戻って嬉しかった。話しているうちにこうやって会えるのも実はこれが最後になったりするんだろうなと思ったりした。みんながそれぞれ将来を考えていて、変わっていないように見えても着実にそれぞれ変わっているらしい。私は変わったのだろうか。意外と自分のことは見えないものなんだな。
・トイザらスに行ってきた。8年くらい前に感じていたクリスマスの夢の国を体感したいなとふと思ったのでふらっと立ち寄ってみたが、かなりびっくりした。全然夢の国なんかではない。そこは一面の戦場。業火の世界。クリスマスって親たちが子供の希望と財布という事情を擦り合わせる戦いだったのか。知らなかった。身長が伸びて、少し高い位置から世間を見渡すと子供の視野がいかに狭かったかがよくわかる。それにしても世の親御さんたちは子供に焦りを全く見せない訓練でもしているというのか。たくみに子供の興味を財布が許せるラインの商品に誘導している。
懐かしさに浸っていたかったがそれどころではない戦場にいち早く撤退した方がいいと本能が叫ぶ。このままここにいたらダイナマイト級の失言をしてしまいそうだ。トイザらスのあのキラキラした世界は燃えてしまった。業火に焼かれ焼け野原だ。何年後かにはその戦場に立ち向かう時が来るかもしれない。その前にサンタ講習を受けておこうかな。