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昭和歌謡が浮かび上がる

 インスタントラーメン作ってて、ふと浮かび上がってきたのは「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー」の歌詞とメロディー。1960年代の流行歌で、ヒット当時子どもだったわしには、「つれない方と恨んでますのよ」と歌う言葉遣いも寂しげな曲調も縁遠いものだった。毛嫌いさえしていたかもしれない。

 それでもテレビで垣間見たり、ラジオで聞いたりしているうちに体へ染み込んでいたのだろう。ラーメン作成作業中に不意によみがえった。

 ネットで見ると、越路吹雪や日野てる子らが歌ってる。西田佐知子や石原裕次郎もレコードを出してるようだ。裁判の記事も出てきた。著作権侵害だと米作曲家が訴えたものの、偶然の一致だったとして最高裁が訴えを退けた。

 この歌に限らず、昭和歌謡を好きじゃなかった、いやだった。なのにこのごろ思い出すのは昭和歌謡ばかり。ラーメンを啜り終えて鉢を洗う頃に口ずさんでいたのは「遅かったのかい」で始まる曲。曲名をネットで調べると佐川満男の『今は幸せかい』でした。 【FBから転載】


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