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発想する会社!

みなさんこんばんわ😊

MORISISです!

今日紹介するのはトム・ケリー氏の著書「発想する会社!」の内容です。

今や世界を席巻するGoogleやAppleをはじめ、世界で成長する多くの企業は、本書から大きな影響を受けて組織づくりしているそうです。

彼はデザインコンサルティング会社IDEO(アイデオ)のエグゼクティブです。
IDEOは多くの業界で新商品開発プロジェクトを支援してきました。
Appleの最初のマウスも、ジョブズの依頼でIDEOが関わったといいます。

デザイン手法をビジネスの現場でも使える問題解決方法に発展させるのが「デザイン思考」なのです。

IDEOの方法論をひと言でまとめると
①人がどんな課題で困っていて、
②実際にどのように使うのか観察し、
③アイデアを重視して解決策を生み出し、
④解決策が本当に役立つかを確認する。
という実践的なものです。

ユーザーを徹底的に観察し、理解する

IDEOはあるソフト会社の依頼で、新アプリのユーザーの反応を観察しました。
部屋に集められた人たちは操作しにくいアプリを、顔をしかめ、ため息をつきながら不器用に使っていました。
終了後にソフト会社から「改善点は?」と聞かれた彼らはこう答えました。

「なんの問題もない。改良すべき点は1つも考えられない。」

顧客は何がどう悪いのかをうまく説明できないのです。
だから顧客に聞くだけではダメで、自分の目で顧客を観察し、実際に確かめることが大切です。

P&Gの「クレスト」という練り歯磨きは、キャップのネジに練り歯磨きがついて乾き、キャップが閉まらなくなるのが悩みでした。
そこでワンタッチ開閉式で解決を図りました。

しかしこれだけでは解決できませんでした。
顧客を実際に観察すると、昔通りの方法でキャップを何回も捻って開けようとして、逆に開けられなくなってしまったのです。

そこで一回捻るだけで開けられるキャップにしたら大好評。ヒット商品になりました。

現場で顧客を徹底的に観察し、何が問題なのかを見極めたのです。

ブレインストーミングでアイデアが生まれない理由

多くの会社で、アイデアを生み出すためにブレインストーミングを行なっています。
しかしなかなかアイデアが生まれないのも現実です。

本書では「ブレインストーミングの6つの落とし穴
を挙げています。

落とし穴①鶴の一声で決まる
自由が奪われる。部活が萎縮する。

落とし穴②全員に必ず順番が回ってくる
強制ではアイデアは生まれない。民主的な悪平等。

落とし穴③専門家以外は参加禁止にする
凄いアイデアの多くは素人発想だ。

落とし穴④社外(リゾートなど)で行う
本来、その開放的な環境は社内でつくるべき。

落とし穴⑤馬鹿げたアイデアを否定する
奇抜なアイデアこそ、革新の種である。

落とし穴⑥すべてを書き留める
書き留めている間は、アイデアは思いつかない。

これら全ては、アイデアを生み出すブレーキです。
「ウチの社員、アイデアがないんだよなぁ」と嘆くマネージャーがいたとしたら、実はその人自身がダメな元凶なのです。

本書では「ブレインストーミングを成功させる7つの秘訣」も紹介しています。

続きはまた明日🍀

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