第125回おうちでレガシー カバレージ Round1 Halkeye(エルドラージ) VS パシフィス(Death and Taxes)
現環境最も「勢い」のあるデッキは何だろうか。色々な回答があるだろうが、ここでは「Halkeye」の持ち込んだ「エルドラージ」を挙げたい。
《ウギンの目》《エルドラージの寺院》にサポートされて早期から2-3マナ以上のエルドラージを展開できるほか、「モダンホライゾン3」から《終わりを告げるもの》《まばゆい肉搔き》《まき散らす菌糸生物》《運命を貪るもの》…と強力なエルドラージを獲得し、今やメタゲームの中心に居座っているといっても過言ではないデッキである。
今回これに対するのは「パシフィス」。彼は「Death and Taxes」でこのデッキを迎え撃つ。《剣を鍬に》や《スカイクレイブの亡霊》などで盤面に触れられるものの、肝となるのはエルドラージ側の速度についていけるかどうかという事になるだろう。果たして。
■Round 1
先手を貰ったHalkeyeは《エルドラージの寺院》→《ウギンの目》と展開。早速《難題の予見者》を叩きつけ、パシフィスの手札を確認にかかる。公開された手札は《抑制の場》3枚と《白蘭の幻影》《溌溂の牧羊犬、フィリア》。土地を守りたいHalkeyeは《白蘭の幻影》を追放していく。
こうなると困るのがパシフィス。何とかして目の前のクリーチャーを止めなくてはいけないのだが、現状の手札ではいかんともしがたい状況。ひとまずは《溌溂の牧羊犬、フィリア》を展開し、《難題の予見者》を追放。ドローにより対抗策を探しにかかる。
しかし、この隙をHalkeyeは見逃さない。《まばゆい肉搔き》を展開しつつ、《虚空の杯》X=1を展開。現状況で最も問題である《剣を鍬に》をシャットアウトしていく。
目の前のクリーチャーを減らすことが出来ず、更に2枚目の《まばゆい肉搔き》も飛び出てくる状況に至り、状況を押し返せないと判断したか、パシフィスは盤面を畳んだ。
Halkeye1ーパシフィス0
■Round 2
2ゲーム目、パシフィスは《不安定な断層》を展開。Halkeyeの土地基盤を制限にかかる。しかし、土地が破壊されたそばから基本土地を再供給するHalkeye。早速《エルドラージの再利用者》を展開し、マナソースを伸ばしていく。
その上でHalkeyeは《ウギンの目》を設置し《まばゆい肉搔き》を展開。こうなるともうマナソースに不安はなくなってくる。更に飛び出てくる《難題の予見者》。
公開された手札の中からアドバンテージ源である《アーデンベイルの宮廷》を抜き去り動きを止めつつ、展開したエルドラージでコンバット。ライフを十分削ったと判断したHalkeyeはここで《コジレックの命令》をプレイ。《まばゆい肉搔き》の能力を誘発させ、きれいにパシフィスのライフを削り取った。
Halkeye2ーパシフィス0