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第121回おうちでレガシー カバレージ Round3 Poporon(フェニックスアライブ) VS スン(Doomsday)

今、青黒という色の組み合わせがアツい。

…いや少し前から、具体的には《オークの弓使い》が出た頃から言われていた事ではあるのだが、「モダンホライゾン3」で《超能力蛙》《知りたがりの学徒、タミヨウ》《ネザーゴイフ》といったカードが供給されたことが決定打と言えよう。今日もどこかでこれらを採用したディミーアテンポが活躍している。

これだけ一つのカラーリングが強化されると、このようなことを考える人が出てくるのが世の常である。

「デッキの色が合うなら、こいつらをデッキに入れてもいいんじゃないか?」

というわけで爆誕したのが、今回最終戦で相対した「Poporon」の「フェニックスアライブ」、および「スン」の「Doomsday」である。

どちらのデッキも元々は青黒を基調としているものの、元はこういったカードとは縁もゆかりもないはずのコンボデッキ達である。が、これだけカードが強力ならば…と採用しているケースが増えているのであろう。

果たして、それだけの価値はあったのだろうか。マッチの全容を見ていこう。

■Round 1

1ゲーム目、《思案》から手札を整えるスンに対し、Poporonは《超能力蛙》を展開するが、これにスンは《意志の力》で応対する。Poporonの第一波をしのいだ後で、スンは《知りたがりの学徒、タミヨウ》を展開するが、これはPoporonが《致命的な一押し》で対処する。

平たくなった盤面に対し、スンは《超能力蛙》を投下。これにたいしPoporonも《超能力蛙》を展開。盤面が一気に緊張感を高めていく。

手札の数はスンが3枚に対しPoporonは4枚。このまま交戦しても討ち取られると判断したか、スンはそのままターンを回す。一方のPoporonはこれを好機と判断したか、《超能力蛙》を走らせる。その上で手札にだぶついた《弧光のフェニックス》2枚と《生き埋め》を捨て、一気に打点を跳ね上げてスンのライフを削り取る。

更に《知りたがりの学徒、タミヨウ》を展開し、《定業》をプレイ。一気に《老練の学匠、タミヨウ》へ変身させ、ターンをスンへ返す。

スンは《最後の審判》を唱えるが、この時点でライフが6点に。次に《超能力蛙》の攻撃を受ければゲーム終了というところまで追い込まれてしまう。

果たしてPoporonのターン、Poporonは《老練の学匠、タミヨウ》で使用した《致命的な一押し》を回収。そのままスンがブロッカーとして立たせていた《超能力蛙》を除去してライフを詰め切った。

Poporon1ースン0

■Round 2

2ゲーム目、スンは《暗黒の儀式》から《バロウゴイフ》を展開。続けざまに《思考囲い》を放ち、Poporonの手札を確認する。手札は《敵対工作員》2枚、《渦まく知識》2枚、《紅蓮破》、《弧光のフェニックス》と《超能力蛙》。スンは《超能力蛙》を抜き去り、《バロウゴイフ》の打点を跳ね上げ殴り掛かる。

対するPoporonは《渦まく知識》をプレイ。しかし、ライブラリーの上3枚はこの状況を打開することはおろか、ゲームが続けられるものではなかった。

Poporon1ースン1

■Round 3

最終ゲーム。まずはPoporonが《思考囲い》でスンの手札を確認、《思案》を抜き去りゲームテンポを遅くしていく。その上で続くターン、《知りたがりの学徒、タミヨウ》を展開していく。

Poporonがゲームを組み立てていく中、スンは《暗黒の儀式》→《バロウゴイフ》を展開。更にこちらも《知りたがりの学徒、タミヨウ》を展開。Poporonの展開に食い下がっていく。

しかし、これはPoporonも織り込み済み、《知りたがりの学徒、タミヨウ》から手がかりトークンを生成すると、これを起動。紛争を達成した状態で《致命的な一押し》をプレイし、《バロウゴイフ》を除去していく。

互いに《知りたがりの学徒、タミヨウ》だけの状態。この状況に先んじたのはスン。《渦まく知識》をプレイして《老練の学匠、タミヨウ》へ変身させると、そこから《超能力蛙》を展開。一気に盤面を構築していく。

しかし、一方のPoporonも《敵対工作員》を展開。スンのコンボプランに楔を打ち込みつつ、こちらも《渦まく知識》をプレイ。《老練の学匠、タミヨウ》に変身させつつ、2体目の《知りたがりの学徒、タミヨウ》を展開していく。

互いに膠着状態が続く中、先に回答を引き当てたのはPoporon。《渦まく知識》を唱え、引き当てた《紅蓮破》をプレイ。《超能力蛙》を除去し、更に《生き埋め》をプレイ。墓地に《弧光のフェニックス》を3体埋め込み、それを一気に盤面へ呼び戻す。

たった一瞬のうちに膠着状態が破壊され、なすすべもなくなったスン。最後の勝ち筋と言わんばかりに《些細な盗み》で《敵対工作員》をバウンスしにかかるが、これも《紅蓮破》で打ち消される。これにて試合終了。Poporonのフェニックスアライブが勝利を収めることとなった。

Poporon2ースン1

■デッキリスト

■対戦動画


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