
B.PREMIER
2024年10月17日
2026年シーズンより始まるBプレミアに私の応援する富山グラウジーズも加盟することが発表されました。ここからが本番だという想いもありますが、まずはホッとしています。
県はもちろん、ホームアリーナのある富山市をはじめとする自治体の協力なしでは達成出来ませんでしたし、新たに支援して下さった43社を含めてトータルで1億円以上増資して下さった460社のスポンサー様の協力は不可欠でした。
結果として昨シーズンはたった4勝しか出来ませんでしたが、そんな中市総を埋めてチームを熱く鼓舞し続けたり、知人や職場の方を誘って何とか平均観客数4000人を達成しようと働きかけて下さったグラブーの皆さん、そして多くの観客の中運営を支えて下さったボランティアスタッフの皆さんの努力がこのような形で実ったのだと感じます。いちグラブーの自分が言うことでは無いのかもしれませんが感謝しかありません。
そして浮かぶのは愛するチームを応援するために富山まで駆けつけ市総をそれぞれのチームカラーで埋めて下さった多くのアウェーブースターさんの姿。富山遠征は外せない!って声をよく耳にします。B1のブースターさんに今シーズンは富山にお越し頂けないのは残念ではあるけど、美味しい食べ物だけじゃなくて富山のアリーナの雰囲気って魅力だよねって言ってもらえるように少しでも力になれたらいいなって思ってます。
B1ブースターの皆さま、Bプレミアではなく来シーズン富山を遠征先の候補に加えておいて下さい。俺らは必ずB1に戻ります。
TOYAMA PRIDE
発表は仕事をしていたパソコン画面の隅っこに会見の映像を出し、音声こそ聞くことは出来ませんでしたがその瞬間を私も共有することが出来ました。
Bプレミア加盟が決まり色々な想いが頭の中を駆け巡る中、ふと手に取ったものがあります。

私のデスクの上にも置かれている今年の卓上カレンダーに封入されているこの1ページ。
確かに昨シーズンの結果を受けてB2への降格を余儀なくされた。今シーズンはトップカテゴリーで戦うことは出来ないという事実はある。
ただホーム最終戦であのようなブーイングが飛ぼうとも、決して大都市ではない富山にトップカテゴリーのチームを残すんだという信念は曲げなかった。まだまだ課題はたくさんあるけど、富山のやり方でまず一つ大きなことを成し遂げてくれた。地道に戦い続けてくれたフロントの皆さんは富山の誇りです。
Bプレミアへの挑戦権を富山一丸で掴み取ったわけですが、決してゴールではありません。死に物狂いで達成した加入条件が当たり前のものになる、というより当たり前に出来るようになって初めてスタートラインに立てると言える。
大都市にあるクラブ、ビッククラブと同じやり方は出来ないし、する必要もない。富山は富山のやり方でやればいい。これまでだってずっとそうやって来た。むしろそうだったからこそ富山のバスケに魅せられてきたのかもしれません。
Look up from the bottom
今はB1に必ず戻る、Bプレミアで戦えるのが楽しみなんて素直に前を向けていますが、気持ちを切り替えるのには相当時間がかかりました。まぁ正直今もチケットサイトを開くたびにB2を選択する時は心穏やかじゃないですけど。
B2に戦いの場を移すことが決まってしまった夜、富山市総合体育館から最寄りの駐車場まで普段は10分もかからないのに30分以上トボトボ歩いてやっと辿り着いた自分。これまで守り続けてきたものが守れなかったことにただただ落ち込んでいました。
一度は必ず1シーズンでB1に戻ると決意を固めたわけですが、いくつか見られたSNSへの投稿を見て自分の中に迷いが生じたんです。
"降格のない2024-25シーズンだから、結果にはこだわらず足場をしっかり固めたほうがいい"
この内容がまるっきり間違ってるとは思いません。フロントもチームもスポンサーもブースターも同じ方向を見ることが出来なければ厳しいB2を戦い抜くことは出来ないと考えていた自分にとっては、B1に戻りたいって声を出すことがわがままなのではないかと考えるようになったんです。
前を向けるきっかけをくれたのは、やっぱりグラブーでした。
オフシーズンのお盆休みにグラブーさんに誘ってもらって参加したバーベキューでのこと。普段はあまりバスケについて語ると熱くなり過ぎてドン引きされそうなので聞き手に回ることが多いんですが、B1に戻るためにさらに応援をパワーアップしたい!って話を振ってもらってその日は二次会まで自分なりの想いをぶつけさせてもらいました。
それぞれの想いも応援の形も一つとして同じものはない、けど同じ方向を見ることは出来る。自分の想いも汲み取ってくれた上で同じ方向を見てる仲間が俺にはいるんだって思わせてくれた瞬間でした。
もう一つきっかけを挙げるとすれば、ダビーが富山に来てくれたこと。
あの熱さで選手に声をかける、というか叫んでる姿を見てるだけで俺も熱くなる。同時に俺らももっと求められているような気になる。
これまでだってずっと大声出して応援して来た。これからだって基本的にはやることは変わらないのだけど、もっと高みを目指せる、もっとチームの背中を押せるって思わせてくれた。
今の自分にはもう迷いはありません。
必ず俺たちはB1に1年で戻ります。
そしていつの日かBプレミアの頂点からの景色を大好きな仲間たちと見ます。