【吟遊詩】スッポトライト
新谷雅先
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スポットライト
暑ければ上着をとりなさいよ
今日もお日さまが笑ってるんだから
君に贈る言葉が見当たらない
幸せそうに君も笑ってるんだから
彼は頼れる人なんだから
困ったときは何もつつみ隠さずに
口に出すのがもどかしいのなら
そっと彼の目を見つめてみなさい
そうしていれば彼の愛が
君をきっと受けとめてくれるんだから
そんな彼のもっとそばに
寄り添って
何も心配はいりませんよ
無理に泣き顔作ることもない
彼はきっと君を幸せにしてくれるんだから
君はそう、いつまでも笑ってなさいよ
二十代の半ばから、頻繁に友人知人の結婚披露宴に招かれるようになった。そこでいつも歌のリクエストがかかる。最初の頃こそ、カラオケでありふれた歌を歌っていたが、だんだんそれに飽きてきて、ギターを持って参加するようになった。
そこで歌った歌は、高校時代に流行ったフォークソングや、小学生の頃に流行ったグループサウンズものが主だったが、そのうち『それではあまりに能がない』と思うに至り、あまり他人に聞かせたことのないオリジナル曲を歌うことにした。
この歌もその中の一つだ。この詩を書いたのは、二十代前半だった。東京にいた頃に行動をともにした友人が結婚すると聞いて、書いたものだ。
実はその時、その友人の結婚式に呼ばれていたのだが、場所が東北だったのであまりに遠すぎる。しかも12月の繁忙期ということで休みも取れない。ということで祝電だけで終わってしまい、この歌は宙に浮いてしまった。
しかし、今考えるとこの詩はちょっとおかしい。上着をとったら、下着だけになる。
暑ければ上着をとりなさいよ
今日もお日さまが笑ってるんだから
君に贈る言葉が見当たらない
幸せそうに君も笑ってるんだから
彼は頼れる人なんだから
困ったときは何もつつみ隠さずに
口に出すのがもどかしいのなら
そっと彼の目を見つめてみなさい
そうしていれば彼の愛が
君をきっと受けとめてくれるんだから
そんな彼のもっとそばに
寄り添って
何も心配はいりませんよ
無理に泣き顔作ることもない
彼はきっと君を幸せにしてくれるんだから
君はそう、いつまでも笑ってなさいよ
二十代の半ばから、頻繁に友人知人の結婚披露宴に招かれるようになった。そこでいつも歌のリクエストがかかる。最初の頃こそ、カラオケでありふれた歌を歌っていたが、だんだんそれに飽きてきて、ギターを持って参加するようになった。
そこで歌った歌は、高校時代に流行ったフォークソングや、小学生の頃に流行ったグループサウンズものが主だったが、そのうち『それではあまりに能がない』と思うに至り、あまり他人に聞かせたことのないオリジナル曲を歌うことにした。
この歌もその中の一つだ。この詩を書いたのは、二十代前半だった。東京にいた頃に行動をともにした友人が結婚すると聞いて、書いたものだ。
実はその時、その友人の結婚式に呼ばれていたのだが、場所が東北だったのであまりに遠すぎる。しかも12月の繁忙期ということで休みも取れない。ということで祝電だけで終わってしまい、この歌は宙に浮いてしまった。
しかし、今考えるとこの詩はちょっとおかしい。上着をとったら、下着だけになる。