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『名探偵コナン 黒鉄の魚影』あれこれ

※ネタバレ含む

先日、劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』を映画館で鑑賞した。漢字の部分は「くろがねのサブマリン」と読むらしい。何とも初見殺しである。

昔はコナンが好きで漫画を60巻くらいまで購入していたが、なぜか興味が失せてしまってアニメや映画を観ることも無くなってしまった。もともと、今回も特に映画館で観るつもりは無かった。

ある時、ラジオからスピッツの新曲である『美しい鰭』が流れてきた。

明るくてテンポが良いのだが、スピッツらしくどこか何か切なさも感じるような曲だなぁと思って気になった。自分のiPodに追加したり、曲につい調べたりしていると、なんと先述のコナンの映画の主題歌になっているらしい。

また、口コミでは「映画と曲がピッタリ合っている」「主題歌がかかるタイミングが最高」というものが多くあったので、それなら映画を観てやろうというわけだ。別に主題歌が無くても映画は成り立つが、私のように主題歌から映画に興味を持つ人もいる。主題歌にはそういう役目もあるのだろう。

映画は有休をもらった平日に行った。一人で映画を観るのは大学生の時の『犬鳴村』ぶりかもしれない。一人行動は好きだが、基本的にアウトドアタイプなので映画を観ようという発想にならないのが原因だ。13:50からの上映だったのでそれまでに丸亀製麺で昼食をたらふく食べた。フードコートで脂質制限をしようとすると丸亀製麺しか残らなかった。

上映の少し前に着いて売店でCOSTAのアイスコーヒーを購入した。アルバイトの大学生が機械的に淹れてくれたが、薄くて美味しいかよくわからない。

席に着くと、次に公開される映画の宣伝や映画泥棒の動画を見せつけられる。宣伝の段階であるが、やはり映画館で映画を観るのは迫力があっていいと思った。空間に音が響く感じがする。いつもはノイズキャンセリングのワイヤレスイヤホンで動画配信サービスを観ているが、映画館に来るとそれはもう比べ物にならない。やっぱり映画は映画間で観る方が楽しい。(当たり前)

コナンの映画自体は東京の八丈島で、海の中にある施設パシフィックブイが舞台となる。そこで殺人が起こったり、闇の組織が登場したりする。久しぶりに観るとけっこう見入ってしまって楽しく鑑賞ができた。薄々予感していたが、最後には海の中にあるパシフィックブイは崩壊してしまう。多くのサメ映画などもそうだが、映画における海の上や中にある施設は99%破壊されるか爆発する。これはもうお約束だ。

舞台となる八丈島は島やクジラがキレイに描かれていていつか行ってみたいと思わせる。気になって調べるともうすでに聖地化しているようだ。

逆に言えば、影響力のあるドラマや映画、アニメを用いれば観光や聖地巡礼というイベントに対して多大な影響力を与えられるということだ。それにしても八丈島はキレイなところだと思う。手軽に行けないという面も聖地化を促すのだろうか。

噂の主題歌が流れるタイミングについてはもう少し前のシーンでもよかった気がしたが、そこではいつものコナンのBGMが使用されていた。タイミングこそあれだが、それでもこの「八丈島」「海」「潜水艦」というキーワードにはよく合う主題歌だと思う。歌詞が映画やアニメのストーリーとマッチしているので考察をしてみるとおもしろいかもしれない。

主題歌を楽しむために映画を鑑賞するのも悪くはない。要はきっかけに出会えるかということだ。また近々一人映画したいと思った。



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