RHYMESTER『グラキャビ』
※5月20日分
今日はヒップホップグルグループであるRHYMESTER(ライムスター)の 『グラキャビ』という曲について書く。
おそらくRHYMESTERを知っている人は多くは無いと思うが、日本のヒップホップグループではかなりのベテランであるし、名曲も多くある。この曲ではRHYMESTERが全国ツアーをまわった時の様子が歌われているらしい。
タイトルの『グラキャビ』とはトヨタのワゴン車「グランドキャビン」のことを指しており、メンバーはこのグランドキャビンに乗ってツアーの移動を行っていたということである。
ここからは個人的な話になるが、私はこの曲が好きで、特に浪人時代によく聴いていた。
浪人時代は予備校と家の往復になるので、遊びに行きたくても遊びに行けない。朝起きて予備校へ行って、家に帰って来たら次の日予備校へ行くために寝る。当然と言えば当然の流れであるが、やはり晴れた空を見ているとどこかへ行きたくなる。そんな時にいつもこの『グラキャビ』のPVを観たり、曲を聴いたりした。
PVでは移動している様子や香川での散策や食事の様子が映し出されていて、遠くに出かけられない私にとってはこの楽しそうなPVを観ることが旅行の疑似体験的な意味を持っていた。
いつか大学生になったら、大人になったらこんな風に地方へ行ってみたいと強く思っていた。また、何かのアーティストには慣れないけれど、こういう風に地方やどこかを巡業したり、出張する仕事は楽しそうで良いなと思った。
そして大学4年生になった時、バイクで四国1週のツーリングをした。以下、記事参照。
バイクで走りながら、奥田民生の『さすらい』をよく聴いたが、この『グラキャビ』も何度も聴いた。PVと浪人時代の自分とを重ね合わせながら聴いた。PVで何度も観た高松の街並みを見た時は感動した。
今は単なるデスクワークだが、理想ではグラキャビのように各地を巡業してみたい。誰かが待つ次の会場へ、そんな仕事をしてみたい。