【お店紹介】池袋で本格大盤鶏(ダーバンジー)を味わえるお店【火焔山 新疆・味道】
以前はテュルク飯が趣味の一つみたいなもので、家で作って食べる以外にもよくお店を訪問していたものです。最近はコロナやら何やらで行けていませんが、以前行った場所で気に入ったところの一つをご紹介したいと思います。
研究の方ではウイグルに触れる機会があまりない私ですが、食べ物はテュルクの中でもダントツにウイグルだと思っています(個人の感想です)。大雑把に言うとテュルクと中華要素が混ざったような(怒られるかな)味わいで、イスタンブールに留学中もトルコ料理に疲れたらウイグル料理屋で癒されてました。
そんなウイグルの味付けが好きな私が、日本で気に入ったウイグル料理屋の一つが池袋にある火焔山 新疆・味道さんです(メニューやアクセスなどは下記リンクから)。
まずお店に入るとウイグルらしい音楽の演奏をしている絨毯が目に飛び込んできました。ウイグルで有名な12ムカーム(長大な組曲形式の古典音楽。ユネスコ世界無形遺産にも登録されている)を象徴した柄でしょうか。
メニューはテュルクでも定番のプロフ(ウイグル語ではポロ)やケバブなどももちろん置いてあるのですが、この店の売りはとにかく大盤鶏(ダーバンジー)!(お店では私たちにわかりやすく「新疆風大皿鶏肉辛口煮込」とかいてありました。)
私がトルコで通っていたウイグル料理屋さんにはなかったので、食べたことがなかったのですが、写真を見ただけでおいしいことが確定していましたので、迷わず注文しました。それがこちら。
どうですか。「写真を見ただけでおいしいことが確定していました」と言ったのが皆さんにも伝わっていると思います。最近はやりのシビ辛で、唐辛子の辛さだけでなく、花椒(ホアジャオ)が効いています。そして旨味がすごい。鳥は骨付きで良い出汁を出しています。ジャガイモも最高です。周りのお客さんを見渡してみると、みんな中国人(と思われる)のお客さんでした。そしてみんながみんなこの料理を注文しています。
それだけじゃ終わりません。これでどうだ。
少し食べていると店員さんが太めの平麺を入れてくれます。これもコシがあってうまい。店内で作っているのでしょう。二人で食べたので、追い麺してしまいました。それでもペロリといけちゃいます。
店員さんはウイグル人だと勝手に思い込んでいた私は、ウイグル語ではこの料理はなんていう名前なのかと聞きましたが、店員さんは漢民族でした。思い込み良くない。その後、ツイッターでウイグル語ではtoxo qorumisi(鶏炒め?)というと教えて頂きました。(トルコ語でいうとtavuk kavurmasıでしょうか。)
小さいサイズで頼めないのが難点ですが、持ち帰りのパックは用意してくれるみたいでしたので、一人でもいけないことはないと思います。2人いれば食べれますが、他の料理も食べたければ3人以上で行くのがベストでしょうか。おすすめです。
そのあと家でも何度か作ってみました。だんだん上達している気がします。おいしく作れるようになったらレシピも掲載しますね。