【社員インタビューvol.2】さまざまな角度からデザインの最適解を考える。 #デザイナー
MASKMANのWebデザイナーは、ブランドサイトやキャンペーンサイト、ECサイトなど、さまざまなジャンルのプロジェクトに関わります。
Webデザイナーの菊池薫さんは、MASKMANに入社後、2度の産休・育休を経て復帰し、現在に至ります。
現在の働き方や、Webデザインのこだわり、楽しさなどについて聞きました。
「デザインの答えは1つじゃない」
―MASKMANに入社するまでのご経歴を教えてください。
大学を卒業後、グラフィックデザイナーとしてSPツールのデザインの仕事をしていました。主に手掛けていたのは、スーパーなどでよく見るようなPOPや催事の装飾ツール、キャンペーンのハガキなどのデザインです。
MASKMANに入社したのは5年ほど前。現在は、Webサイトのデザインを中心に、イベントやブランディングといった案件にも幅広く携わっています。
―MASKMANに興味を持った理由は?
前職ではSPツールを中心にデザインしていましたが、常々「デザインの答えは1つじゃない」と感じていました。紙、Web、映像といった最終形態がどうあれ、デザインを伝えるためのアウトプットの方法はいろいろあります。私自身も、媒体を問わずデザインのアイディアを出せるようなデザイナーを目指したいと思うようになりました。
MASKMANでは、“Web”という軸はありつつも、グラフィックやロゴ、キャンペーン、ブランディングなど、デザインの領域は多岐にわたります。「このデザインを伝えるにはこのアウトプットの方が向いているのでは」という最適解を、多方面から一緒に探っていけるような環境だと感じ、とても興味を惹かれました。
―実際に入社してみてどうでしたか?
毎回違うタイプの案件に携わることができるのが面白いですね。新しいことに取り組むのはすごく勉強になります。
社内の雰囲気も良くて、調べてわからないことがあっても、周りに聞くと丁寧に答えてくれるので助かりました。入社してから産休・育休を2回取得しましたが、妊娠報告をしたときも一緒に喜んでくれて嬉しかったです。
2度の産休・育休を経て無理のない形で職場復帰
―現在はフルタイム勤務ですか?
1回目の産休・育休の後はほぼ時短勤務でしたが、2人目の子どもを出産して、現在はフルタイム勤務です。2回目の育休が明けてしばらくした頃、会社と話し合いをしたんですけど、そのとき「フルタイムでやってみて、難しかったらまた時短に戻してもいい」と言ってもらって。その言葉に安心して、いったんフルタイムに戻すことにしました。できるだけ働きやすいような配慮をしてもらえるので、子育て中の身には本当にありがたいですね。
―勤務形態はどうなっているのでしょうか?
出社する日もあれば、リモートで在宅勤務の日もあります。他のメンバーと直接コミュニケーションをとった方がいいときは出社しますし、スケジュールが詰まっているときは移動時間短縮のためにリモートで仕事をすることも多いですね。そのあたりは臨機応変に選択できます。
本来なら1日何時間、というコアタイムもあるんですが、そこも柔軟に対応してもらっています。
なので、夕方は子どものお迎えを優先して、夜子どもが寝たあとに残った仕事や翌日の準備などをすることも。生活スタイルに合わせて、無理のないように適宜時間を使えるので助かります。リモート含めうまくバランスをとりながら働けるので、気持ち的にも余裕ができますね。
―お子さんの急な体調不良などで困ることはありませんか?
子どもに関わるイレギュラーなことが起こったときは、周りの皆さんがすごく助けてくれるんですよ。
例えば、スケジュールを調整してくれたり、子どもが寝たあとの夜に対応すれば大丈夫なようにしてくれたり。「家族に優しい会社だな」というのは、常日頃からいつも感じますね。社内には私のほかにも子育て中のスタッフもいますし、本当にありがたいし心強いです。
「自分に何が求められているのか」を常に意識する
―お仕事をする上で心がけていることは何ですか?
携わる案件のジャンルは結構バラバラなんですが、毎回「なぜ自分がアサインされたんだろう」と考えるようにしています。私がデザインする意味というか、私に求められている「+α」は何だろうと考えることで、デザイナーとしての答えが出せるような気がしています。
実際に制作を進めていく中で、「考えていたのと違った」ということもあるんですけどね。でも、求められていたイメージに合致するデザインを出せたときはやっぱり嬉しいし、それが成長にもつながっていると思います。
あとは、新しいものがどんどん出てくるのでリファレンスを見るようにしています。最近はデザイナー同士で講習会をする時間もあり、いろいろ情報交換もできるようになりました。自分では気付かなかった視点からの意見を聞いたりして、勉強になりますね。
―周りの意見も積極的に取り入れるようにしているんですね。
例えば、Webサイトを作り慣れている人とそうではない人では、気付くポイントが全然違うこともあるんですよ。また、ディレクターの方なども、普段からたくさんのWebサイトを見ているので、私が気付かなかった点を指摘してくれたり。やっぱり使う人がいてこそのWebサイトなので、デザイナーの自己満足になってしまってはいけないんですよね。そういう意味でも、周りの意見には積極的に耳を傾けるようにしています。
―Webサイトならではの難しさもありそうですね。
Webデザインはグラフィックと違って“動き”があります。だから、静止した状態、広がったり縮んだりしたとき、さらにその動きの先まで意識しないといけないんです。それぞれについて、同時かつ別軸で想像力を働かせることが大事だと思っています。
そもそも、人が何のためにWebサイトを見るのかといったら、情報を得るためですよね。いくら素敵なデザインでも、過度の装飾のために途中で見てもらえなくなってしまうようでは本末転倒です。
でも、頭では分かっていても、いざ制作に入ると「もっとかわいくしたい」「もっと格好良くしたい」と夢中になってしまいがちです。そういうとき、他の方からのレビューで指摘を受けて、ハッと気付かされることもありますね。やり過ぎて立ち返って、立ち返ってまたやり過ぎて……という、トライ&エラーの繰り返しかもしれないです。
―これまで携わった案件の中で印象に残っているものを教えてください。
クライアントによっては、結構レギュレーションが厳しい案件もあります。以前携わったキャンペーンサイトでも、色やサイズなどが細かく規定されていたケースがありました。ただ、そのサイトのターゲット層を考えると、「これじゃ物足りない」「もっとこうした方がいいんじゃないか」という思いがわきあがってきちゃうんですよね。ディレクターの意見も聞きながら、「ここまでは良いけどこれ以上はダメ」というギリギリのラインを探りながら作っていきました。
でも、そうやって完成させたWebサイトが高評価をいただき、次の案件もご依頼いただけることになったんです。制作中は大変だったけど本当に「よかった!」と思いましたし、次につながったことも嬉しかったですね。
チームで高め合いながらスキルアップを目指せる環境
―MASKMANの良いところを教えてください。
何でも話しやすいところですね。先ほど言ったレビューや情報交換なんかもそうですし、実は2回目の育休から復帰した後、仕事の進め方とかでちょっともやもやしたことがあったんです。でもそのときも、上司と率直に話し合って不安を解消することができました。「もし何かあっても話し合える」「自分の意見を周りにちゃんと聞いてもらえる」という安心感は大きいです。
あとは、一般の会社でよく聞くような雑務がなく、自分の仕事に集中できることも良いと思います。前職では「新人はこれをやる」みたいな社内ルールがあったんですが、そういうものが一切なくて、集中してデザインに取り組むことができます。
―菊池さんが今後実現したいことは何ですか?
私はこれまで、さまざまな案件の一部分を担わせてもらうことが多くて、ゼロから完成まで手掛けたことがあまりないんです。その分アウトプットの機会が多くて楽しいんですが、今後は「1人でやり切った!」と完結できるような案件を増やしていけたらいいな、と思います。
Webデザインにかかわらず、「これは私がやったんだ!」と達成感を得られるような仕事を目指したいですね。
―最後に、MASKMANへの応募を考えている方へメッセージをお願いします!
MASKMANでは本当に幅広いジャンルの案件に携われるので、好奇心旺盛な人や、いろんなことに興味を持てる人は、きっと楽しく働けるのではないでしょうか。私自身も、入社してから「デザイナーとして成長できたな」と思うことがたくさんあります。固定概念や苦手意識がなくなり、新しいものに対して柔軟に視野を広げていけるようになりました。知識や情報を共有しながらチームで高め合い、個人としてもスキルアップできる環境だと思います。