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ストック初心者がクリスタに挫折しAffinityDesigner2へ移行してまた挫折した話

前回の記事でストックイラストを初めた事をご報告しましたが、大した素材は作れていません。イラスト作成ツールに疑問があったためです。

クリスタやProcreateは楽しい…だがしかしストックでは…

使い慣れている、かつ多機能で使いやすいため、私はストックイラスト作成でもクリスタやProcreateを使っていました。しかし気がかりが2点ありました。
Procreateはラスターのみ対応ですが、クリスタでは線画のみベクター形式で書けます。そしてファイル出力でも.esp形式はありません。
はじめはそれでも良いと思っていたのですが、2週間ほどイラスト投稿を続けたある日、私は段々現実と直面せねばならなくなりました。

ラスターだけではこういうセットのイラスト素材は投稿出来ないのだ…
参考:https://creator.pixta.jp/@prof211416/illustrations

ベクター投稿とラスター投稿の差について

情報収集したり、他の投稿者のイラストを見たりしながら絵を描き続け他結果、私にはベクターイラスト作成ソフトが必要だと思い至りました。
ベクターイラスト投稿者と比べ、ラスターイラストを投稿者がデメリットは3点あると私は思います。

1点目は出品バリエーションが劣る事です。
前述の通り、ラスターイラスト投稿者はストックイラストサイトにesp形式が販売できません。しかもesp形式は単価も需要も高いのでかなり痛手です。

2点目はイラスト作成効率が劣る事です。
ラスターイラストは拡縮すると色の境界がぼやけてしまうため、過去に作ったイラストを他のイラスト素材へ転用するのがが難しいです。
その一方、ベクターイラストはサイズを拡縮しても色の境界がくっきりしたままです。他の投稿者の作品を見ると、同じ人物イラストを10点や20点、もっとたくさんのイラストで流用しているしている事はザラです。

3点目はクオリティの差が開いてしまう事です。
私の場合、1つのイラストを描く事だけでかなり消耗し、日に日に絵が簡素になってしまいました。しかし、ストックイラスト作家の方々の発信を見ると、一定クオリティのイラストを投稿し続けなければ収益は次第に減っていくらしいです。
消耗してクオリティが劣化した私に対して、ベクターイラスト投稿者の方がイラスト流用で省力化、かつ絵のバリエーションも増えていき、長期的に見てクオリティの差がどんどん開いてしまうのではないかと感じました。

ベクターイラスト作成ソフトの選定について

そこでラスターイラストに挫折し、新規一転ベクターイラストを始めようと思い至りました。
ベクターイラスト作成ソフトの候補はadobe illustrator、Inkscape、AffinityDesigner等でした。
私の場合、クリスタ(and Procreate)の手書き絵をinkscape(フリーソフト)で読み込む方法と、AffinityDesigner2 for iPad(2400円買い切り)を導入する方法を検討しました。
選定理由は、なるべく低価格、かつiPadで手書き風イラストをベクターで作成したかったためです。
手書き風でなければinkscapeやAffinityDesigner2のみでOKです。

検討の結果…AffinityDesignerかなぁ…

使い慣れたクリスタで作った絵をinkscape(フリーソフト)を読み込んでベクター化するのは簡単です。しかし、線の消しカスもベクターデータとして読み込まれてしまい、これを削除するのが非常に手間だということがわかりました。

inkscapeのパス>ビットマップのトレースから簡単にビットマップ画像をベクター化できます。
多色の場合もベクター化可能です。しかしクリスタ等で大体の色ごとにレイヤー分けし、レイヤー別に画像ファイルとして出力しておき、それぞれinkscapeに読み込ませた方が色再現度が高いです。この手間も若干気がかりでした。
線のジグザグもいい感じにパス化されますが、無数の不要なパスも生成されてしまいます。
読み込み時に設定するパラメーターを調整すれば無くす事は可能かもしれませんが、毎回設定調整が発生するのは面倒です。

そこでAffinityDesigner2 for iPadを使用することに決めました。
AffinityDesigner2はプロのツールとしては使用出来ないようですが、お絵描きツールとしては結構使えそうです。

AffinityDesigner2との格闘、そして苦悩の末に作ったビールの絵
素材を使い回す事にも成功した。これで精魂尽き果ててしまったのだが、さらなる問題も…

AffinityDesigner2は結構多機能で、この2週間ほどは慣れるのにかなり苦痛でありました。そして最終的に描き上げたビールの絵ですが、結局グラデーションは使いこなせず、手書きの風合いも出せませんでした。
しかし素材の使いまわしは結構便利で効率は上がりそうです。効率が上がれば、更に複雑な色使いも可能となるので、辛いですが今は我慢してお勉強を続けたいと考えています。

おわりに

海外のyoutuberが色々なAffinityDesigner2の使い方動画を投稿してくれているので、現在はそれを見ながらお勉強中です。しかしアドビのイラレが結局最強かつ最高である事は間違いない事を痛感する日々なのであります。
イラレは使った事が内のですが、AffinityDesigner2にもう少し慣れたら良いところ悪いところ等ご紹介したいと考えています。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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