空想植物図鑑 87
◯あいさつ
みなさん、おはようございます。
ちゃーりー(標準体型)です。
先日、散歩道で出会う子猫が仲間らしい別の猫と一緒にいるのを見かけました。
仲良く過ごしている様子に、なぜかほっとしました。
それでは、今日の空想植物となります。
主に手根を使って生息域を確保する植物である。種子もつけるが、主な手段は手根によるものだ。
茎は太く、強い繊維質で構成されている。花は球体状に広がり、大きさは成人の頭部ほどか、それ以上である。
花は受粉を終えると茎の付け根から落下し、爆ぜる。この時、弾き出された種子が四方に飛び散るのだが、勢い凄まじい。現地には「あざだらけ」「あなだらけ」と呼ばれる石があり、いずれもこの植物の種子に削られた跡が見られる。
手根は花を落とした後、茎が裂けるようにして作られる。
遠くまで広がる種子は他の植物との生存競争に晒されるが、手根はすでに確保した場所に近いため、比較的、生存率は高くなる。
手根を用いた生息域の確保は、この植物の戦略性を窺わせる。
◯おわりに
空想植物図鑑シリーズの楽しみ方については、7月6日の「空想植物図鑑」記事の中で紹介しております。
以下のURLから過去の記事が閲覧できます。
(8月24日 一部修正 追記)
https://note.com/maskedno7/n/na05146844f41
みなさんがほんのちょっぴりと空想を楽しむ時間を提供できたら、これ以上の喜びはありません。
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