空想植物図鑑 114
◯あいさつ
みなさん、おはようございます。
ちゃーりー(標準体型)です。
毎日1つの空想を形に残していると、似たような物を考えた気が……と、感じる時が多々あります。
それでもやめようとしないのは、幼い私の「でも楽しいよ」という声が聞こえてくるからでしょう。
それでは、今回の空想植物となります。
石質分化という性質を持つ植物は、その性質上「地上から得られる財宝」と考えられている地域が存在する。
その地域では現在でも、これらの性質を持つ植物が貨幣として機能している。
この植物の場合、種子は「透明度の高い蜜」で覆われた後、太陽光と乾燥によって「宝石化」する。
透明度が高ければ高いほど価値がある。と、されており、最も価値の高い種子は「中心にある種子が完全に目視できる」もの。
ただし、透明度が高い種子は非常に割れやすい為、扱いには細心の注意が必要だ。
もう一点注意しなければならないのは、贋作(この植物の場合には、人が育てた所謂栽培畑の種子)の存在である。
これらは天然の物より価値が劣る。だが、非常に高い確率で市場に潜り込もうとしてくる。うっかり贋作を摑まされ、市場に持って行ったら処罰されたという事件が後を絶たない。
現地民は強かだ。彼らは天然の種子とそうでない種子を一瞬で見分ける目を持っている。
馴染みのない者は、贋作かどうか見分けの付かない種子に頼らず、おとなしく労働力かその土地で重宝される持参品を差し出す方が良さそうだ。
◯おわりに
空想植物図鑑シリーズの楽しみ方については、7月6日の「空想植物図鑑」記事の中で紹介しております。
以下のURLから過去の記事が閲覧できます。
(8月24日 一部修正 追記)
https://note.com/maskedno7/n/na05146844f41
みなさんがほんのちょっぴりと空想を楽しむ時間を提供できたら、これ以上の喜びはありません。
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