出せる力を出し切るときに、持ちたい勇気
何か目標がある場合
何か目的がある場合
失敗できない場合
敗けるわけに行かない場合
そんなときに、失敗した時に限って、結果が出てから、より前向きになっている自分に気付くことがある
何故だろう。
自分が結果を出さないことに慣れてしまった負け犬だからなのか?
いや、違うのでは無いか?
実際に、どのような未来が待っていたにせよ
あなたは、どうなるかわからない未来に向け、歩を進め、その結果を全身全霊で受け止めたのである。
たとえ、それが絶対に許したくない失敗や、敗北であったとしても。
つまり、本質的にあなたはそのような不本意な現実に晒されて、尚、ここに立っているのである。
あなたは、有象無象のこの世界で、自分の行き先を思い描き、そのベクトルに身を捧げ、己の思惑に逆行する万象に立ち向かった結果、今、「生き残っている」のである。
その事実を、あなたは敗北や、失敗の結果を知ったのちに、自覚したのである。
あなたの今のその感覚は、決して、手遅れの勘違いなどでは無い。
確かな、生存がもたらした報酬なのである。
でも、もし、失敗を経る前に、今感じている未来に対して素直に前向きでいたいのであれば、
あなたが目を向けるべき方向は、うまく行くかどうかではなく、
あなたの内にある、あなたを混沌とした未来へ立ち向かわせ、奮い立たせる「理想への欲求」を絶やさぬことであり
あなたが、葛藤すべきは、現実の厳しさに襲われて、尚、眼前の万象に目を見開き続けること
なのかもしれない