義経記(偽経記)感想
肺を患い手術を受け暫く熱で寝ていたのですが、
源頼朝が藤原泰衡に助力されて北行伝説の残る出羽、陸奥、蝦夷、サハリンの史跡を旅する夢を見ました。
(史実では義経は藤原四代目泰衡の裏切りで死にます)
将門討伐を起点に栄華を極めた平家、奥州藤原は呆気なく滅び、源氏(足利)の時代も終わります。
乱世の時代、武の頂点を極めた平将門、源為朝、源義経は平和な時代に居場所を失い、逆賊として討伐されます。
療養中は平将門〜戦国時代に至るまでくらいの歴史に想いを馳せていたのですが、ミクロな観点では忠義や愛を、マクロな観点では繁栄と滅亡、戦時の英雄が平和な時代に辿る無惨な末路、謀略と裏切り、身内の殺し合いなど、人の条理がよく見えてきました。
時代を変えて行く者達、自らが変えた環境の変化に対応できず脱落して行く者達。これは、私自身にもよく当てはまることです。
ダーウィンの進化論では、「この世に生き残る生物は,最も強いものではなく,最も知性の高いものでもなく,最も変化に対応できるものである。」 と言います。
猛き人も遂には滅びぬ。目が覚めて、現実の世界に戻ってきて諸行無常を感じました。゚(゚´ω`゚)゚。
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