スイッチでつながる世界!
こんにちは。医療的ケア児等コーディネーターの増子です。
今回は、重心児や肢体不自由児の子どもたちのスイッチ事例のご紹介です。
1.子どもの主体性を広げる
子どもたちの支援では、「小さく輝くサイン」に見つけて、子ども達の思いや気持ちを広げていく支援を心がけていきました。子どもの表情や気持ちを深く洞察して、支援内容を創造していくことが大切です。
子ども達は、肢体不自由があることにより、生活全般が受け身になりがちです。大人から与えられる生活になりがちです。主体的に遊ぶことができることで、子どものやる気や意欲を引き出していくことが大切です。子どもがもつ小さな力を引き出して、自分の意思で動かして遊ぶことができる活動として、①スイッチおもちゃや②iPadのスイッチ操作について紹介します。
2.スイッチおもちゃ
まずは動画をご覧ください。 小さなわずかな力でおもちゃを動かすことができます。仕組みは、電池で動くおもちゃのONとOFFを、スイッチボタンでしています。
動画①スイッチ で オタマトーン演奏してみた!
(スイッチおもちゃの入手方法)
①完成品を買う
マザーガーデンさんが、完成済みのスイッチおもちゃを販売してます。
https://item.rakuten.co.jp/mg-mail/383-34707/
②おもちゃ病院さんにスイッチを取り付けてもらう
・おもちゃ病院さんにモノラルジャックの取り付けをお願いする。
スイッチのボタンも販売しています。(往復送料は別途かかる)
③自分で作る
1.スイッチのボタンを作る
材料:スイッチセンサー、フィルムケース、銅線
モノラルピンジャック(3.5mm)、半田ごて
2.おもちゃにピンジャック取り付け
材料:モノラルジャック(3.5mm)、銅線、半田ごて
※銅箔テープで作るBDアダプタが簡単でおすすめ。
参考ページ:エスコアール(フィルムケーススイッチ自作キット)
参考ページ:島田療育センター(簡易BDアダプタの作り方)
動画③スイッチおもちゃ作ってみた!
3.iPadをスイッチでうごかす
筋疾患の難病のある中学生さん。iPadを上手に操作をして、Youtubeで情報収集をしたりゲームをするのがとくいなお子さんです。最近、画面上部のボタンを押したり、スワイプするのが大変になってきましたので、iPadをワンスイッチで操作できるように機器を調整。画面タップに加えて、手元のタッチセンサーを使い分けて上手に操作ができるようになりました。
(必要な機材)
1.Lightning - USB 3カメラアダプター URL
2.インターフェイス変換装置 変わる君 URL
(設定方法)
①変わる君をパソコンにつなげて設定します。 参考URL(まほろば①)
②iPad に、USB3カメラアダプタ+変わる君+スイッチを接続します。
(※)ピエゾセンサーやPPSスイッチがおすすめです。
③iOSのスイッチコントロールの設定します。 参考URL(まほろば②)
4.おすすめのホームページ
①マイスイッチ(松尾先生)
スイッチ事例や機器紹介。どんなスイッチがあるのか調べてみよう。
https://myswitch.jp/
②国分寺おもちゃ病院(角先生)
おもちゃの修理や改造してくれる。スイッチボタンも販売してます。
自宅にある電池式のおもちゃを送ると改造してくれます(別途送料)。
http://toy-doctor.p1.weblife.me/
③エスコアール
スイッチボタンや、スイッチおもちゃの販売。自作がしたい方向けに
入門者向けのDIYキットも販売している。
https://escor.co.jp/
④マザーガーデン ※おすすめ
かわいい うごくわんちゃんのぬいぐるみ。はじめからスイッチに対応
している商品なので、後から別のスイッチボタンにつなげられる。
https://item.rakuten.co.jp/mg-mail/383-34707/
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