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お洒落になりたい

最近の服選び

最近は、毎朝服を選ぶ時に「服と賢一」という本を参照しています。

滝藤賢一という方は最近まで知らず、知った時はちょっとくどい演技をする俳優だなという感想を抱きました。ヤクザ映画の警官役は結構ハマっていた気がします。
バラエティ番組に出ていた際にお洒落だとの触れ込みで紹介されていたのですが、最近のニュースでファッションスタイルブックを出版すると知り、気になって購入してみました。

初版は売り切れてしまい、重版の為少し待たされましたが到着。
柄物が多く(特にレオパード)、開襟シャツにジャージに革靴、といった斬新なスタイルで、私の好みドンピシャで大変参考になっています。

最近はすっかり賢一信者になってしまい、妻と服を買いに行く時も「その服だいぶ賢一じゃない?」「その組み合わせはだいぶ賢一ってるよね」などと宣っています。

私のオシャレ観

思えば私のオシャレに対する興味というのは、思えば高校に入る頃に生まれました。

高校は自由な校風に惹かれて私服の高校を選びました。
思春期真っ盛りの高校生に制服を与えないとなると、それはもう異性の視線を意識してバチバチに服を選んで、人によってはそれはもう迷走をすることでしょう。

かくいう私もその1人でした。異性からのモテはもちろん意識していましたが、それよりも「せっかく私服高に入ったんだから周りからオシャレって思われたい!」という気持ちが溢れていました。
高一の最初なんて思い出したくもない迷走ぶりだったと思います。

高一の後半から軽音楽部に入部して、比較的チャラチャラした方の連中と付き合いだしたので、その辺りからファッション偏差値を異常に意識してファッション誌を購読するようになりました。
しかしバイトもしてない高校生ともなると服を買う金が無く、ファッション誌を見てはスタイルを真似て、Gapのセール品やら安い古着やらでそれっぽく工夫してた気がします。

高校三年間は迷走に迷走を重ね、時には指摘され、時には褒められながら自分のスタイルを模索していました。
大学に入ってからもたまに冒険はしたものの、高校の時のような迷走や大きな失敗はなかったように思います。よくロックバンドのライブに行っていたので、大学時代はバンドTシャツにディッキーズのワイド短パンといったライブグッズ中心のファッションでした。

社会に出て、レールから外れて謎人生に突入した今でも、ファッションに関しては変わらず興味を持ち続けています。
興味を持ち続けられるのは、やはり高校時代の「周りからオシャレと思われたい」初期衝動が、自分の中に根付いているからかもしれません。

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