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「それはね、寝て起きたら髪が赤くなってたの」

明るい色や派手な柄の服が好きだ。髪も今は一部赤かったりする。
なのに、というかしかし、というか、頭の中ではよく陰鬱なことを考えている。

いかにもジム帰りの、ジャージに運動靴、スポーツバッグといった見た目で、カフェでPC仕事をして読書をしている瞬間が好きだ。

ちぐはぐなこと、外見と中身が違ったことって、俯瞰すると気持ちいいってことをよく思う。ギャップってことなのか、エントロピーが大きいってことなのか。

見た目いかつい兄ちゃんが気さくで優しいとキュンとするし、真面目な好青年がノンデリカシー発言をすると一気に幻滅するイメージがある。

見た目通りの大人なんてつまらないってことなのか。
意外性がある方が面白いのか。
前述の好青年のように負の意外性もあるな。

そう言えば「銀魂」の話で「第一印象がいい奴にロクな奴はいない」というタイトルの話がある。
これを聞いたときは真理だなと思った。
先述の話で考えると、不良が良い言動をしたらそれは良いギャップで悪い言動をしてもまぁ不良だからなぁで納得感はある。
しかし好青年は良い言動をしてもイメージ通り、悪い言動をしたら悪いギャップでイメージが下がる。(逆にこのギャップに惹かれる奇特な人間もいるだろう)

つまり第一印象なんて上げておいても対して特は無いのだ。特にプライベートの場では。
初めてのデートで一生懸命着飾って行っても、結局はデートの中身や会話の内容で評価される。
ちなみにビジネスの場では第一印象を下げて良いことなどあまり無いだろう、第一印象で切られてしまう可能性があるから。

色々話は飛んだが、結局のところ人の評価と言うのはおおかた中身で決まるので外身(第一印象)は好きなもの着たらいいじゃん、何なら年相応とか気にせず派手なもの着たらいいじゃんということである。
「人は見た目が9割」って昔読んだ気がするけどそんな事は知らない。
好きなもの着たらとは言ったが、人と接するに足る最低限の清潔感というか衛生度合いは心がけなければいけないとも思う。

スーツに短髪でサラリーマンしてた頃が懐かしい。思えばあの頃もスーツで個性が出せないからツモリとかズッカの派手めのネクタイ付けてたっけ。(幸い客先に出る仕事では無かったので第一印象で切られることは無かった)
今ではフリーランスで好きな格好出来るが、代わりに人の親という称号を手に入れたので、「なんでかみあかいのー?」などと保育園児たちに後ろ指を指されている。
まぁなんだ、いくら髪染めてたりどどめ色の柄ジャージ着てたりしても、ちゃんと仕事家事育児と日常のことをやっていれば文句を言われる筋合いはないのだ。

自己弁護のハナシでございました。

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