親孝行のすヽめ
親孝行について思うこと、書いてみます。
特に、社会人に成り立てで仕事とか自分のやりたいことにのめり込んでる人にちょっとだけ読んでみて欲しいです。
社会人一年目から親孝行を習慣にしました
まず、僕の状況について説明すると、みなさんに話が伝わりやすいかなと思うので、書きます。
僕は社会人3年目(最近4年目になった)のサラリーマンです。
実家とはちょっとだけ離れて一人暮らしをしています
最近結婚したので一人暮らしでは無くなりました。書いて投稿するまでに期間が空いたからです。
後の内容は結婚前のもののままいじらないようにします。他は大きな変化はないです。
お金は
奨学金の返済、家賃、年金、税金の支払いなどなど、
まだまだ給料も高くはないので、月の給料と支払いがトントンのことも少なくないです。笑
婚約してるのですが、結婚に必要なお金もバカにならず
一言で言うと、全く余裕があるわけではない。
でも、生活はできる。そんな感じです。
時間は
仕事は、ちょっとずつ任せられる仕事が増えてきて、そろそろ成果も求められ始めるので、忙しくなって来た。
しかも今自分のプロジェクトを認めて貰えたり、良い評価が貰えるかで、今後の出世のスピードにも関わってくる重要な時期。
プライベートは、最近は婚約相手と結婚の準備のために、家を見たりお金の話をしたり、親族に挨拶に行ったり。
自分のこれからのために、頑張らないといけないことも、やりたいこともいっぱいで、まあまあ余裕はない。
そんな感じです。
それでも僕は、社会人になりたての頃から親や親戚に恩返する企画を計画して、定期的に実行するようにしています。
お金とか時間に余裕はないけど、月に一回くらいの頻度では家族にお返しをすることを習慣にしています。
なんとなくこう思っていませんか?
親孝行って
自分が今の親くらいの歳になって、
親がおじいちゃんおばあちゃんくらいになった時に、
稼いで貯めたお金で旅行させてあげたり、孫を連れて行って喜ばせたりするもの。
というのも、
会社の食堂で同僚とお昼を食べながら、週末の話になり、僕が親孝行をした話をした時、
彼女に今週末は何するの?と聞かれ、家族にちょっといい感じのご飯をプレゼントしてくるって話をした時、
「素敵だね!」
「いつか親孝行はしないとなー」
と返事をくれますが、
ちょっと早くない?って不思議がったりします。笑
僕からすれば、
早くないよ!
そもそも今親孝行して終わりじゃないし、おじいちゃんおばあちゃんなった時より、今の方がしてあげれること多いよ!?
旅行も連れ回せるし。
また、
「やりたいことあったら、僕(私)より余裕もあるんだし自分でするでしょ〜」
って思って、何をしてあげたらいいか分からないって人も多いと思いますが、
そもそも恩を返す、気持ちを伝える時、かけた金額ってそんなに重要ですか?
親孝行は親ありき
今皆さんがイメージする親孝行って、親が元気でいること前提だったりしませんか?
当たり前のことですが、その親孝行は親が元気でいないと自分に余裕ができても叶いません。
僕が高校3年生の時に、突然父は亡くなりました。
僕に愛を思いっきり注いでくれていた父親は突然いなくなりました。
思春期だったのもあり男同士だったのもあり、高校生になって、父と言い合いすることが増えたりしてた頃でした。
受験期だったのもあり、勉強に集中したかったので、父から遊びに行こうと誘われた時も、受験が終わったらと断っていました。
決して仲が悪かったわけではなく、単純に思春期だったのと、必死に将来に向けて頑張っていただけです。
たまに褒めてくれて、真剣に僕の話を聞いてくれて、何より家族を大事にしていた父のことを、言葉にはしませんでしたが、大好きでした。
やたら遊びに誘ってきたのは、持病が急に悪化してることを父は気付いていたのかもと、今では思います。
そもそも僕は父の病気は治ると思っていたし、将来いっぱい稼いでいっぱい恩返しするからねと勉強をしていたのに、予想外過ぎるでしょ!?
恩返しする相手が突然いなくなって、父に恩返しする機会は二度と戻って来ないことに気付きました。
僕が本当は父のことが好きだったことも、実際は言い合いばかりだったので、伝わってないかも知れません。
こんなことになるんだったら、照れくさくても、尊敬してる気持ちを伝えてればよかった。
いっぱいありがとうって言えばよかった。
1日くらい勉強やめて、家族で出かけても成績なんて変わらなかっただろ、、、
しぬほど後悔しても、現実は変わらないし、父親に会うこともできません。
人生予想できないことが起きるのは事実です。
親孝行は早い方がいい
あなたの親や家族が病気になって、いなくなるかも知れないぞって言いたい訳ではないんです。
ただ、あなたがこんな親孝行できたら素敵だなってイメージしている通りの親孝行は、できる時にしてて損はないよ!って知ってもらいたいです。
私みたいに失ってから気付くようなことにはならないで欲しい。
今から親孝行を始めて悪いことは何もないはずです。
今始めたのに、いつまでも健康で、いつまでもイメージ通りの親孝行ができるかも知れない。
その時は、親孝行できる、してもらえる幸せを家族で噛み締め合いながら、思ったより長い間、親孝行してしまえば良いと思います(笑)
僕はみんながそうなることを願っています。
お金にも時間にも余裕がなくて何をしたらいいか分からないという人が多いと思いますが、心配いりません。
お金や時間に余裕がない今からでもできることは多い(使えるアイデアを載せてみました)
寧ろ余裕のない今だからこそあげられるプレゼントがあると思います。
「今からできるって具体的に何すればいいの?」と思う方に、
お金にも時間にも余裕のない僕が親孝行として実行したことをいくつか紹介します。
お花をプレゼント
お花は最強です。
誕生日や記念日に渡すのではなく、
何もない時に急に渡します。
ありがとうって言いながら渡します。
受け取った側は、何のお礼??ってびっくりして訳がわからなそうにしますが、
満面の笑みで受け取ってくれます。
自分に置き換えて考えても、急に子供から何もない日にお花渡されたら嬉しいかなって想像してあげ始めることにしました。
お花はプライスレスです。大きな花束でも素敵なお花屋さんなら、3000円くらいで買えちゃいます。
しかもとびきり可愛いものを。
値段の何十倍も喜んでくれます。
モノとしてではなくて、お花を送って感謝の気持ちを伝えてくれる行為を喜んでくれているように感じます。
お花はあげる方も幸せな気持ちになります。
お花屋さんで花を選びながら、
「誰にあげるんですか〜?」
「何もない日にあげるんですね、素敵ですね。」
「ちょっとお礼の気持ちを伝えてみようかと」
「絶対嬉しいですよ、喜んでくれるといいですね」
そんな会話をするのも一興です。
出来上がったお花を見るとこっちもワクワクします。
花言葉もたくさんあるので、自分の気持ちや渡す相手によってお花を選ぶのも楽しいですよ。
これは、一つ目にしてかなりおすすめ度が高いです。
ランチをご馳走する
ランチというのがポイントです。
なぜランチなのか。
特別感のあるホテルや、ちょっといい感じのレストランでコースを頼んでも、ランチならディナーの半額以下で楽しめるからです。
感謝の気持ちを込めて普段行かないような特別な場所に招待したとしても、出費は抑えることができる。
ランチ、なんて素敵なんでしょうか。
お金に余裕はないけれど、感謝の意味も込めて少し特別なことはしたい僕には本当にありがたいです。
いつか、同じ場所のディナーに連れていくよと心の中で誓いながら、今はランチを楽しみます。
何事も段階があるのです。
母もその気持ちが嬉しいと言ってくれます。
お昼時なので、夜よりも時間を気にせずゆっくりと会話を楽しむこともできます。
「こんな綺麗な美味しいレストランがあったんだね、今度自分でも行ってみようかな」
美味しいランチを楽しんでもらうだけでなく、素敵な場所を探すことに時間をかけ、出掛ける時の引き出しを増やしてあげることもプレゼントに含まれていると思っています。
お値段以上、リーズナブルで素敵なランチの紹介は、その後母が友達と行き易い場所の紹介をしていることにもなりますから。
ピースができていませんが(笑)
私のうつが最もひどく、家族全員がそれぞれ疲れ切っていて、何年かほとんど会話できなかった頃も今では懐かしいです。
その頃の話もしながら、なおさらありがとうの気持ちを伝えたりします。
少しは何か返せているかな。
フォトアルバムをプレゼント
これは色々していて、何か変わったことをしたいと思い始めた頃にプレゼントしました。
手紙を書こうと思ったのですが、文字だけよりも写真付きの方が伝わるかなってふと思いました。
今は、写真さえあればネットに登録するだけで、素敵なアルバムがすぐに作れます。
このサイトにある「フォトブックの作り方」の手順通りに作りましたが、素人でも簡単に見栄えの良いフォトブックが作れました。
しかも値段も送料も込みで3000円前後だった。
便利な世の中ですよね。写真屋さん、ありがとう。
値段をかけない分、この時のフォトブックにはたくさんテキストを書き込んで、写真付きのお手紙みたいにしました。
実家に埋まっていた、アルバムから幼少期の写真を引っ張り出してきて、スマホで撮り直してフォトアルバムに加えました。
赤ちゃんの時から、幼少期、大学の卒業式、社会人になって親孝行を実行した時の写真が時系列になるように載せていきながら、
テキストで、あの頃はこんなだったね、この辺から関係がギクシャクしててたくさん迷惑も心配もかけたね、今は一応一人前になってやっと恩返しができるようになったよ。
見捨てずにいてくれてありがとう。
これかも宜しくね。
山のように恩返しするから、覚悟しててね(笑)
言葉だけで伝えるより写真があった方が、その頃を思い出せていい感じでした。
これは泣いて喜んでくれました。
プレゼントした自分にとってもいいことはありました。
社会人になってすぐの頃に作ったのですが、親との思い出は大学生の頃のギクシャクした記憶が強く、
話したりするのが苦手だったし、正直母からの愛情はほとんどないものだと勘違いしていました。
でも、フォトアルバムを作る過程で物心つく以前の幼少期の、母が思いっきり抱きしめてくれていたり、優しく微笑みかけてくれている写真をたくさん見つけ、
だんだんと、自分が勝手に遠ざけているという事実と、
気づいていないだけで子供の頃からこんなに大事にしてくれてたんだなと気付かされました。
もしかしたら、今の親孝行の習慣が続いているのは、このアルバムを作った経験が大きく影響しているのかも知れません。
写真は撮るのも楽しいですが、撮ってスマホの容量になっているだけだとせっかくの良い写真がもったいない。
たまには、思いっきり振り返ったり、形の残るものにアウトプットしてみてあなたの素敵な写真の価値を何倍も引き出して楽しんでみてください。
他にも「スマートホーム大作戦」など色々ありますので、気に入ってくれた方が居そうだったら、別の投稿でアイデアを共有していきますね〜。
親孝行のポイント
人に何かをプレゼントする時のポイントは
気持ちだと思います。
しっかりと何かをする時に一緒に感謝の気持ちを伝えましょう。
僕はいつも、
一人で大変だったろうに、投げ出さずにグレてうつになった僕を育て切ってくれてありがとうと伝えます。
感謝は一度して終わりじゃなく、
いつもそう思ってる、あなたを気にかけていますって伝えるのが大切だと思います。
だから僕は、旅行に連れていくなどの大きなことを数年に一回プレゼントするのではなくて、毎月どこかでランチにと、定期的にプレゼントする方法を選んでいます。
気持ちが伝われば、なんでもいいんだと思います。
背伸びをしてお金をかけても、気を使うだろうし、心配もかけてしまうだろうし、
何より続けるのが困難になってしまうから。
親孝行は自分にもいいこと
これは、習慣にして気づいたのですが、
親孝行をすると自分も成長できます。
親に対して感謝の気持ちが出てくるのは、
自分が社会人になってお金を稼ぐことの大変さに気づいたから。
仕事をこなすだけで、自分が食べていくだけで精一杯な状況になって、働きながら子供を育てることの大変さに気づいたから。
感謝ができるってことは大人になったんだなって実感できます。
子供の頃に当然に受けていたご飯を奢ってもらうという行為を自分がして初めて、その時の親の気持ちがわかる。
奢った時、母が敢えて大袈裟に僕に、ごちそうさまでした、お仕事ご苦労様です、ありがとう。という。
自分が稼いだお金で、誰か大切な人に何かをしてあげる経験は、自分の自信にも、モチベーションにもなります。
母の分で2倍、妹がいると3倍のお金がかかるランチ代を払って、
え、これを3食分、当たり前にしてくれてたの!?
と、また感謝。
昔は、友達の家には最新のゲーム機がある、あの子は塾に行っているだなんだと不平不満しか言っていなかったが、
どれだけのことをしてもらっていたか。
それに気づいただけで、大人に一歩近づいた気がします。
大学の頃は家族との関係がギクシャクしていましたが、
親孝行をして、家族に無理やりにでも気持ちを伝える機会を作るとお互い誤解していることがあったことにも気づき、今では非常に関係が良くなりました。
結果的に、今では私の余裕が増えることになりました。
親孝行をするとお互いに幸福度が増す。
結局、恩返しはした人もされた人もいいことがある。
恩返し返しですね。
最後に
色々書きましたが、相手や自分がどんな状態でも気持ちとアイデア次第で、親孝行はできるとも信じています。
実を言うとつい先日、母の糖尿病が発覚しました。
そのことを聞いた時は、これからは母の大好物の甘いものをプレゼントしても喜んでもらえないのか、計画していたスイーツ食べ歩きに連れていくことはできないのかと落ち込みました。
でも、過ぎてしまった時は仕方ありません。
まだ母はそこに居るんだし。
これからは、可愛い健康食品やフルーツの情報をたくさん仕入れて、知らないような健康食品をプレゼントして、心も体も大喜びさせるしかない。
親孝行はかけたお金でも時間でもないと思います。
大切なのは気持ち
気持ちさえあれば、相手を少しだけ幸せにできると思います。
自分が与えられる価値はちょっと探せば無限にあるはず。
そのことに気付くかどうかの問題だけだと思います。
どんな状態の人でも、今からすぐにでもチョコっと親孝行はできると信じています。
この記事を読み終えた後に、しばらく話してなかった親にほんの5分だけ電話をかけてみるとか。
孝行をする大切な人は、親に限らず大切な自分の家族、かけがえのない友人、パートナー、人それぞれ
僕たちの人生も、あなたの大切な人たちがいるこの時間も一度きり。
後からは何をしても戻れません。
いつ何が起きるか分からないのも現実です。
そろそろ、親孝行したくなってきたんじゃないですか??
皆さんがハッピー親孝行ライフを送れることを祈っています。
この投稿が誰かに届き、どこかで臨時親孝行が発生したら、僕はとても幸せです。
あんなことを書きましたが、父に対しても親孝行をすることは実は諦めていません。
父が大切にした
自分と母と妹と、世の中の困っている人のために
うつ病がちょっと残ってても歯を食いしばって
僕は今日も胸を張って頑張って生きてこうと思います。
落ち込んだ人に幸せをお裾分けできるような人を目指して歩き続けようと思います。
父に遺してもらった僕自身が立派になることが
天国の父への恩返しになると信じて。