【短編小説】 『楽ちん園』

SF小説『三体』を聴読中(Audible)。
中国の話は『三国志』同様に長編でスケールが大きい。
付属PDF「登場人物一覧」を机に置いて、メモを取りながら毎日1時間、傾聴力を鍛えている。

抜粋
『地球生命は、宇宙に数多ある偶然の中の一つだと思った。宇宙は空っぽの大宮殿で人類はその大宮殿の真ん中(※無限の空間では、どの位置にあってもど真ん中だ)にたった一匹だけ居る小さなアリ。この感覚が私の後半生に相矛盾する精神状態をもたらした。生命には、はかり知れない価値があり全ては大山のように重い存在だと思うこともあれば、人間なんかとるに足らないものでそもそも価値のあるものなんかこの世に存在しないと思う事もあった。ともかく、私の人生はこの奇妙な感覚とともに一日、また一日と過ぎていって知らぬ間に年を取っていた、、。』

筆者も、触発されてSF短編『楽ちん園』を書いてみました。
舞台は日本。近未来、安楽死が可能になった世界です。

(はじめに 試し読み おまけ)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「お前はじゅうぶん傷ついてきた。これからはここで、人生楽しめよ」
犬A「ぶらぶら」
犬B「ぶらぶら」
犬C「ぶらんぶらん」
犬D「ぶらちんぶらちん」
「ここが、約束の地」オイラは目を白黒させた。
「きれいなものが見たいよ!神様は露出狂!」

(試し読み 終わり)↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

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