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この部屋と私の関係。

引越しの荷造りが終わった。(2021/06/28 07:14:46)
引越しは6時間後。今日は荷渡しのみで、夜はビジネスホテルに泊まり、明日現地で受け取り予定。

こんな記事書かずに寝ればいいのに。私もそう思うけど、あと1時間もすれば引越し業者に電話しなければならない。実はダンボールが足りなかった。前回の引越しよりダンボールの大きさが少し小さめだったからだろう。そして思い出せばもう10枚くらい多かった気がする。あと3枚くらいあれば多分入る。たぶん。寝ちゃダメなのだ。

この部屋に越してきた時から、私は全てのダンボールを開けなかった。開けたとしても、どこに置くか決められずそのまま部屋のインテリアかのように置かれたままだった。
言いたいことはわかる。休みなんていくらでもあったし、手をつけようと思えばいくらでもできること。でもそのやる気はこの引越しまで出ることはなかった。今回改めてダンボールに入れ替えながら断捨離をした。捨てるに捨てた。そして使わなくても捨てられないものが、またダンボールに詰められた。使わなくても、ずっと眺めていなくても、持っていたいものはある。なぜだろう。

木造のアパートの2階。築30数年。駅からは自転車を使う人が多いくらいの距離。でも古さよりも広さを手に入れたかった私にとって、ここしか選べなかった。(家賃だって予算より上げた。)

この部屋に住んでわかったことがある。私は音に敏感なタイプなのかもしれない。家が古いからか、下の階の住人が、ドアを少し力を入れて開け閉めするだけで部屋が揺れる。最初は何かクレームのように感じて、自分の部屋でコソコソ歩きながら数日過ごしていた。それから私がどれだけ静かに過ごしていようと変わらないことに気付き、むしろ考えすぎないように言い聞かせた。
家の斜め前に住む柴犬は、日中外に繋がれていてかわいかった。でも姿が見えない中で突然鳴かれると、誰かに背後から「わぁ!」と脅かされるくらい驚いてしまう。その柴犬の鳴き声が聞こえると「ワン!!!!」と条件反射で返すようになった。通学する子どもの笑い声、おしゃべり、全部筒抜けだ。家の前は建物が密集していて、通りの音は反射してよく響くことを学んだ。家の中にいても、ずっと窓が開いているような気分だった。

今回の選択を、楽しんで過ごせるようになりたい。心のどこかで、お前は逃げているのだと言う自分がいる。でも少なくとも私は恵まれている。行先がある。自分の居場所を提供してくれる人がいる。生温いなあとも思う。だからこそ覚悟を持ってこれから起こることを受け入れなければ。

当たり前を当たり前にする。
しばらくはこれが私のテーマ。

あと少しで時間だ。大体1時間、ぼーっとした頭で書いた。目が乾いてる。目薬はダンボールの中。ああ不便。

ここまで私の暇つぶしに付き合ってくれてありがとう。
電話して仮眠したら、あとは勢い。
(2021/06/28 08:00:28)

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