海外で暮らすってどう?マレーシア編
マレーシアの国教はイスラム教ですが、仏教・キリスト教・ヒンドゥー教・その他が存在する多民族・多宗教国家です。
ご存知の人も多いと思いますがイスラム教徒の方は豚肉を触ることができません。加工品もダメだということをこの時はじめて知りました。
マレーシアには多彩な食文化があります。寺院とモスクと教会が歩いていける距離にあることも見かけて知っています。
けれどそれらはあまりにも自然に存在していて。この出来事がマレーシア滞在中、唯一宗教を感じたことだったりします。
逆にいえば、マレーシアで暮らしていて相手との意思疎通がむずかしかったり、言っていることに?マークを浮かべてしまうようなことにほとんど出会いませんでした。これだけ多民族国家でありながら。
宗教はそれぞれタブー視することが違いますし、独自の習慣をあげればキリがありません。多様な宗教が混在していて衝突がおきないのはすごいなと思いました。私がマレーシアに滞在したのはたった1ヶ月なので、もしかしたら長く住めばそれなりにあるのかもしれませんが。
このとき、スーパーのお姉さんと会話して思ったのは、マレーシアの人たちは個人のルーツや宗教に対してすごく寛容だということです。
自分の宗教を理解していないからといって、それで相手を責めることはありませんし、押し付けることもしません。
相手に悪気がないこともわかった上で「自分はこうなんだよ」って教えてくれるんです。
日本のスーパーで「豚肉が触れないから品出しやレジ打ちができません」なんて言ったらそもそも働かせてくれなさそうですよね…。宗教上とは言わなくても「アレルギー持ちだから」「生まれの理由で」など個人の事情なんてそれこそ人の数だけあるものです。
私が東南アジアの中で、タイよりもベトナムよりもマレーシアに強く興味を持ってしまったのは、この社会全体が多様性を受け入れている姿勢が大きな理由です。
マレーシアでの1ヶ月はとても居心地がよく、さまざまな交流がありました。インド系、中華系の人とハイキングをしたり、マレー系の人にバーを案内してもらったり。穏やかな人が多くて、何気ない会話がすごく楽しかったのを覚えています。
イスラム教圏の国々にまだ行ったことがないという方には、ぜひマレーシアをおすすめします。
厳しくルールを求められる訳ではないけれど「イスラム教の人はこうなんだな」という多様性のあり方が何となく感覚としてわかります。
マレーシア・クアラルンプールに移住を迷っている理由については、こちらの記事で詳しく紹介しています。(漫画ではなく文章です)
よければペナン編もどうぞ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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