「目的のない集まり」を叶えたい|交流会に参加
高架下に飲食店や施設が増えてきた。
私の住む地域にもすっきりと洗練された建物がある。通りかかるたびに「おしゃれだな〜」と思って見てた。
レンタルオフィスがいくつかあって、カフェもある。外から見る限りの情報はそれだけ。
気になる…知りたい…
興味が湧くとすぐ調べるマン。
この時点で私が理解したこと
起業を目指す人を支援する場所
町工場とクリエイターを繋ぐ場所
わかるようで、わからん。私の知識不足。
しばらく情報を追っていると、マルシェやアートイベントがあったり、KOCA入居者以外も参加できる交流会が開催されたりしている様子。
地域を盛り上げる場所なんだなーということは理解したけれど、やっぱり外から見ていると建物が洗練されすぎて謎めいてる。
KOCAの中の人たちと交流できる会「カマタフライデー」の存在は知っていた。
「どなたでもご参加いただけます。」
ほんとうに…?
クリエイターでもなく起業を目指しているわけでもない私が行ってもいいのか…?と足踏みしていた。
気になり始めて1年ほど経ち。
突然「いま行かなきゃ」という気持ちになり申し込み。
知っている人がいない場に行くのは多少慣れているものの、起業家たちの集まりってなんか、強そう。
ドキドキとびくびくが混ざった気持ち。
そんな緊張度合いが10→6くらいになった出来事は
交流会の前日。
気になることがありお問い合わせし、緊張していることを合わせて書いていたら
「こちらから言うのもなんですが、なかなかにゆるい会なのでお気軽にご参加いただければ幸いでございます」とお返事くださった。
文面から滲み出る、なんとも穏やかそうな雰囲気。
めちゃくちゃ安心。
そしていざ当日、いつも外から見ていただけの扉を開け入室。
白い空間。はあ、おしゃれ。緊張。
名刺交換している方。その流れで私もいただく。
「頂戴します、手ぶらですみません、ただの会社員でして…副業でライターしてまして…」を繰り返す。
弁護士、大学教員、建築士、動画クリエイター、絵描きアーティスト、など。
みなさん、まじ気さく。
すごく話しかけてくださる。会話が上手。
5人ずつくらいでテーブル囲んでお喋りしてたけど、私がいた席はずっと趣味の話とか最近の自分たちに起きた話とか、ざっくばらん。
違うテーブルではしっかり事業の話をしている様子だった。
お、おもしろすぎるぅ〜〜〜
(この面白さをうまく伝えたい。表現する言葉をもっと学びたい)
ちょっと席を移動して、KOCAの代表の方ともお話した。
私がKOCAに来た理由を少し聞いてもらった。
ライターを始めて、インタビューの楽しさとやりがいを体感したこと。
どこで、だれが、どんな想いで、なにをしているのか。
存在を伝えるということ。
KOCAのように、地域に根差して、おもしろいことをしているっぽいけど何してるの?という場所も人も多い。
そういうことを書けたらいいなと思っていること。
そのためにもっと「知りたい」ということ。
肩書きしっかりすごいのに、私の話に耳を傾けてくださり、私の言葉に「おもしろい、それで?」と興味を持ってくださる。
地域の人との関わりの話になり、
カマタフライデーに限らず、「目的なく集まる場があってもいいも思う」とお話をしていた。
「参加したからには何かを得なければ とか
招いたからにはもてなさなければ、なにかを提供しなければ とか、なくてもいいんじゃないかな」
「タイパ、コスパとか、無視したい」と。
あと、事業として起業家やクリエイター、町工場とのハブなので、誰でもいつでもウェルカムにするのは方向性が違いすぎるかなーとおっしゃってた。
私が純粋に好奇心で参加していると話していると、(ライターとして情報を仕入れたい下心が少しあることもお伝え済み)
どうしたらそういう人が増えるのかな?と投げかけられた。
うまく答えられず、私の場合は好奇心+危機感によって突き動かされていることを伝えた。
自分の知っている範囲内で生きていくことの恐怖心というか。
幅が広がらない停滞感が怖い。
現状維持への恐怖感とか。
ここで交流会の終了時間になり、最後までお話はできなかったけれど、帰ってからも考えてみた。
場をセッティングしても、そこで何かを得たいと思う人しか来ないよね。
目的なく、例えば「人と話したいだけ」で行ける気軽さと、場の治安を保つバランスの難しさがあると思う。
得たいものがあって行動するだろうし、何を得たいかはきっと様々で。
知り合い作り
事業相談
仕事獲得
交流の練習
とか?
行動のきっかけ作り、マーケティングですね…
人柄の良い方々に触れ、こういう想いのある仕事をしたいなと改めて感じた。
勝手ながら、お力になりたい。
私にできること整理して、次回の交流会にも参加しよう。