私が動いたのか、それとも宇宙が動いたのか。
お、電車が動いたな。
と思ったら、
じつは、
窓の向こうの電車が動いていた。
と勘違いしたことがある。
これと同じように人生を見てみた。
人生で最も大事なことは、
行動だと言われている。
私もこの教えに従っていた。
間違っていないと考えてるし、良かったと思っている。
しかし、
本当に動いていたのは
私だったのだろうか?
電車のように動いていたのは私ではなく、じつは宇宙の方だったのではないだろつか?
今まで自分が成したと思っていたものは、単に宇宙が動いて成したものだったのかもしれない。
窓の向こうの電車が動いた数分後、
私の乗った電車は動きはじめた。